はぁ〜りぃ、あっぷ！

久しぶりの鑑賞である。レビュータイトルは、怪優·岸田森が全身ピンクづくめのスーツで冒頭に吐くセリフだが、何度観ても笑わせる。
この映画に出演する役者が皆、好演、怪演、珍演していて（特に、酔っ払い投手の田中邦衛、脱がない宮下順子の艶っぽさ）喜八監督の演出もいつものようにテンポが良く好調だ。
しかし、皆さんのレビューにもあるようにこの上映時間はいくらなんでも長すぎる。これは当時の日本映画の一本立大作ブームの悪い面が出ていて、無理やり２時間を超える映画に仕立てている。この内容であれば100分から110分ぐらいがちょうど良いのではないだろうか？
せっかく、大映、東映、東宝、日活の混成部隊のスタッフ、キャストの映画でごちゃ混ぜの面白さがあるのだけれど、そこがとても残念に感じる。（録画鑑賞）