さすがにレストランに密着するのは…

何しろ一生かかってもお邪魔する事がないだろう三ツ星レストラン。
そこで提供される料理の数々と料理人たちのアイディア
観ている私からすれば敷居が高そうに見えるけれど
でも自然に囲まれたレストランの雰囲気、空気感は
とても居心地が良さそうにも思えました。

そんなオーナーシェフ三代の口から飛び出してくる醤油とか味噌とか活け締め
という日本語にビックリ。
日本で修業をしていたことがあるようで
日本料理のノウハウも生かされているみたいなのが凄いなと。

それでも、ただただレストランに密着するのは
特に目的があるようでないような気がしてしまう。

市役所や図書館の仕事ぶりを見せるのは
人々の生活と密接に繋がる場所という意味合いがあるので
そこに居る人たちの多様な問題に日々直面する人たちの
丁寧な仕事ぶりを学べるけれど

レストランではメニューと食材と調理方法とそのスキルを観るばかりなので
さすがに学びを得るような部分はなかったように思いました。
料理好きな人が観たらあるいはかもしれませんが。
その点において、レストラン密着でこの長時間ドキュメンタリーはどうだったのかなと思ってしまいました。