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残菊物語(1939)
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はじめて観る作品。4Kデジタル修復版らしいが、序盤の舞台裏の場面はノイズもキツくてエラく聴き取り辛かった。とは言え、戦前の映画にしてはかなり聞き取りやすかった方かな。流石は4K修復版。 お話としてはお涙頂戴モノの教科書のような仕上がり。21世紀に観るとベタな印象さえ受ける。 また、個人的には歌舞伎に全く関心がなく、良し悪しの理解できないため、いくつかの場面で観られた歌舞伎の舞台シーンが長くてジリジリしていた。 溝口健二監督はこの作品くらいから、主人公または準主人公がどん底からV字回復する顛末とその脇で不幸から抜け出せずにいる人物を描く物語を監督するようになったのかな。 今振り返ると、なんとなくこんなタイプの作風が多い気がするわ。嫌いじゃないけど…。 ところでこの映画、戦前に作られた作品の割には背景を想起させる効果音がかなり多く利用されている。 場所や地域、季節感などのセリフ説明なしに印象づけていて、今観ても上手い。 関西で住んでいた場所(ラストにお徳の病床があった宿)では、菊五郎がお徳と宿に居る時も名古屋からお徳一人が尋ねたときも同じ物売りの声を流して、同じ場所に戻ってきたことを示唆するあたりは素敵だなぁ。 売っていたのは多分「丹波栗」。このチョイスも渋い。
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