同窓会の気分

第1作の「ブリジットジョーンズの日記」から20年以上、スクリーンに映し出された若い頃のブリジット（レニー・ゼルウィガー）やダニエル（ヒュー・グランド）を観ながら、そりゃ私もシワが増えるわ、としみじみ時間の経過を実感していた。

4作とも映画館で観たが、今回はブリジット・ジョーンズの同窓会に参加させてもらったような気分。
久しぶりの友人と会ってこの映画を観たら、映画館を出た後、お互い歳とったねーと笑い合いながら、遅くまでバカ騒ぎする予感さえする。

子育て、仕事、長い付き合いの腐れ縁の友人達、そしてパートナーの在り方など、大小の悩みを抱えながら、まだリタイアは出来ないが、もう無茶な行動も出来なくなった私には刺さりまくりました。映画館には私よりもっと若い女性が多かったが、この作品は私の世代向けの映画じゃないかな。

シリーズの中で今回が一番グッとくるポイントが多かった気がする。それでいてイングランド人特有の皮肉の利いたセンスのいい笑いは相変わらず。

とはいえ一番グッと来たのは、ブリジットがギアを切り替えて、社会生活に復帰しようとする朝、子供達と歌を歌いながらテンションを上げていく場面。
自分が失くしてしまっていた朝のテンションを呼び起こされたようで、変な場面でウルっとしてしまった…。