そんな豪邸に二十歳そこそこの女の子3人で8年住んでるってどういう事？なんで3人同じ部屋で寝てるの？往来で話し声大き過ぎない？ん？もしかして…と思った辺りで種明かしされる序盤の展開がベテランの手腕。そこは上手いんだけど、リアリティラインがブレ捲ってるのが坂本裕二らしい所がありながら色んな意味で可愛らしい映画。人は二度死ぬ、って永六輔が言ったんでしたかね、死んだ側の片思いと思いきや現世からの片思い、って構図なのかな？と思うんだが、そうすると清原伽耶の立つ瀬が無くないか？とバランス悪い気が。まあでも嫌いではないです、こういうファンタジーも偶には。お爺ちゃんが台本書いておっさんが演出してると思うと余計に。車に轢かれるあいつ、一旦轢かれて立ち上がる芝居凄く良かったですね、悪い奴は突然車に轢かれるって安直ではありますけど。