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鑑賞日 2025/04/03  登録日 2025/04/05  評点 79点 

鑑賞方法 映画館/千葉県/ユナイテッド・シネマ テラスモール松戸 
3D/字幕 -/字幕
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人間こそがエイリアン

監督がポン・ジュノで予告編もなんかとても面白そうだったので思い切ってIMAXで鑑賞した。迫力の画面で目の前が全て覆われる空間は臨場感抜群。映画の醍醐味を味合うにはいまだIMAXは最高の装置である。
主人公は借金取りに追われ説明書もよく読まずに宇宙での過酷な仕事を選択してしまった情け無い男だが、何故か直ぐに恋人はできるし、研究員らの宇宙船の仲間たちにも親しまれる存在だ(ミッキーという名は愛されキャラクターの象徴だから?)。彼は人体を実験台にされ何度も何度も死ぬんだけど、次第に自分自身もその境遇を受け入れるようになっていく。慣れる(死ぬことなのに)というのはホント恐ろしいものです。
先住民の知的生命体を人間は勝手に「クリーパー」と名付け、見た目だけで害虫扱いしせん滅しようとするが人間こそがこの星ではエイリアンである。強欲な権力者マーシャルはアホさ加減もあり似ては居ないが、強引に隣国を攻め自国の領土にしようとしている何処かと何処かの為政者と根っこは一緒である。
ミッキー17と18の性格の違いとかナーシャの2人に対しての絡み方とこマーシャル夫人の破茶滅茶振りとか研究員が簡単にクリーパーとの翻訳機作っちゃうとかコメディとしてとっても楽しめました!
でも、やっぱりポン・ジュノ監督はドロドロの韓国映画を作って欲しいです、。