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ストップ・メイキング・センス
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5台以上のキャメラの存在を感じる.ステージの上手下手,ステージの全体のヒキ,またヨリ用のキャメラなどで,ステージ背景に映されているスライドや演者の影なども意識的に収めながら,曲調やパフォーマンスに応じて小気味よく編集している. かといって,映像的に過剰な演出があるわけでもなく,ステージや客席も,その音楽性によるものなのか,熱狂的な行き過ぎは感じられず,音楽文化が適度に楽しまれている.ステージへの出演は,メインのキャストとなるデイヴィッド・バーンのほか,10人ほどの編成となっている.ギター,ドラムス,パーカッション,ベース,キーボードといった演奏があり,ボーカルがメインではある.こうした落ち着いた演奏環境の中で,グレーを衣装の基調としつつ,セットリストにあるだろう曲が10曲程度,まるまる映し撮られている. MCなど音楽以外の余計な演説なども映像からは確認できない.演者たちが気味の悪いぐらい肌を触れ合わすような演出もない.それでも音楽や運動は共鳴していると感じられ,立ち上がっている客席の聴衆たちの様子も時折映り込むが,その群衆からも音楽への共感と協調が感じられる. 過激さがあるとすれば,不穏な歌詞内容であるだろうか.またどこからともなく聞こえてくる電子的な音響が不気味でもある.鋭く短いビートの連蔵がおそらく音楽の特徴でもあるのだろうが,その音に対し,縦ノリの運動を誘発している.ただし,手足の動きには時に古きロックンロールのような動きも見られ,エクササイズのような運動もなされている.労働者というだけでなく,囚人が表象されているようにも感じられる.
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