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奇跡のシンフォニー
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映画を観進めていくうちに、なんか現実的でないなと思って、そうこの映画は現実でないおとぎ話の映画なんだ、と自分を納得させて見終わった。おとぎ話なら最後はハッピーエンドで終わらないと。 ストーリー展開があまりにも起承転結に忠実過ぎていて、都合の良いように展開していく。主人公がなんで孤児院を逃げ出したのか判らないし、その後の話の展開がトントン拍子で進んでいって、途中、邪魔が入って、最後めでたしめでたしで終わる。これを異世界ではなくて現実のニューヨークを舞台にして行われる。 ロビン・ウィリアムズ演じる孤児達を集めてお金を稼がせる元締めは「オリバー・ツイスト」を思い出してしまった。今の時代(映画は2007年製作)にあるのかと思う。それに2007年には、もう携帯は十分普及していたのでは。 この映画で最も貢献した(楽しんだ)のは音楽担当でしょう。アカデミー賞でもノミネートされていたが、いろいろな音を映画の中に取り込んで音楽にしていく。ラストのオーケストラの演奏シーンでも普通だったら出てこない楽器?が出てくる。ドキュメンタリー映画「すばらしき映画音楽たち」を見ると、いかに映画音楽家達がいろいろな音を集めて使っているかが判る。
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