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ビーキーパー
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ビーキーパー ジェイソン・ステイサム主演のアクション映画で、もうどれがどれだかわからないようになっているものの、新作が出ると見ないではいられない。今回は、ステイサム自身が製作者のひとりで、監督に、戦車映画の傑作「フューリー」のデヴィッド・エアーを起用している。ストーリーは、養蜂家の男が実はある秘密組織の元工作員というステイサム映画お約束の設定であるが、まず、きっかけとなるのが、恩人の女性がフィッシング詐欺に遭い自殺に追い込まれるというのがいい。アメリカでも相当に被害が広がっているらしいが、極めて身近なもので、犯罪者に対する怒りが実感できる。もう少し、恩人の女性との関係を描くと、さらにその気分は盛り上がってきたはずで残念なところはあるが、出だしは快調。そこからは、ステイサム映画のお決まりの無双になるわけだけれども、その無双ぶりがもう限度を超えており、なんとフィッシング詐欺組織の本部に玄関から載りこみ、相手かまわず躊躇なく殺しまくって、本部を文字通り火だるまにして壊滅させる。このあたり「必殺仕掛人」のように、はらせぬ恨みをはらし 許せぬ人でなしを消す爽快感がある。復讐はエスカレートし、さらに、「蜂は群れを守る」養蜂家らしい?わけのわからん理屈により、上層部を辿り、ついには大統領の息子(選挙資金に使われていたのだ)にまで到達する。ここまでの荒唐無稽でも見ていられるのが、ステイサムのスター性なのだと思う。また、今回、悪役側に、ジェレミー・アイアンズを起用していて、それだけで作品の格が上がっている、もっとも、元CIA長官でありながら、ビーキーパーの名前を聞いただけで「無理」と言ってしまい、挙句の果てには、指をねじられただけで敗退する情けない感じ。でも、その使い方が笑えていいのだ。 ゴジラが海に帰るような明らかに「続編あるよ」的なエンディングであるが、今回のように、観客の実感を呼ぶ悪事、悪役の設定を考えて、世間の憂さを晴らしてくれれば、続編も期待できると思う。それにしても、組織名「ビーキーパー」と主人公が実際に養蜂家をしている関係性が知りたーい。自作に期待したい。
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