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OK牧場の決斗
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OK牧場の決斗 苦手の西部劇であるが、映画狂として著名なものは機会あれば抑えておこうということで選択。1957年作品であるが、4K画質でのテクニカラーの美しさは格別。当時の映画技術とフィルム撮影の素晴らしさを再確認した。バート・ランカスターとカーク・ダグラスの2大スターの競演で、監督は後に「大脱走」「荒野の七人」を撮ることになるジョン・スタージェスということで期待は大きかった。けれど、ジョン・フォードのような哀愁もなく、ストーリーもメリハリがなく、集中力を欠いてしまった。OK牧場の決斗は、当然のことながら、スタージェスらしい見どころになっているが、ワイアット・アープ(バート・ランカスター)は、頑な男であるけれど、ギャンブラーの美女に惚れて保安官を辞めようとするし、むしろ、元歯科医師の経歴を持つギャンブラーのドッグ・ホリデイ(カーク・ダグラス)の方が、魅力を感じる。西部劇として見た場合、登場人物の衣装はみんな新品のようにきれいなものばかりで、開拓時代のリアリティからはほど遠い。ただし、それは今の感覚によるもので、西部劇全盛の1950年代の当時としては、東映時代劇の市川歌右衛門のように、こんな作り方がオーソドックスであったかのかと思う。また、途中で主題歌が流れて、歌詞がストーりーをなぞり説明するのには苦笑してしまった。西部劇門外漢の自分にとっては、二大スターはやはり華はあるものの、正直、映画としては凡作としか思えない。スタージェス自身もこの作品の出来が気に入らず、後年に「墓石と決闘」で作り直している。
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