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バトル・ロワイアル
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バトル・ロワイアル 既に見ていたつもりであったが、見ていなかったぐらいに、白紙で面白かった。25年前の2000年製作で、中学生同士が国の法律により、ただただ殺しあうというハードな内容で、とにかく、深作欣二監督の演出力の凄さを痛感させられた。色んな武器を使っての手を変え品を変えって感じの殺しのシーンが、それぞれに生きている。また、室内の集団シーンにおいても、隅々にまで緊張感が切れていない。加えて、ちょっとしたきっかっから、平穏から激しい殺し合いの場になるあっけなさもいい。それでいて、男女それぞれの恋心が残酷に踏みにじられる青春映画の切なさもある。 それにしても、これを演技経験の少ない若い俳優ばかりで作り上げるのは、さすが深作としか言いようがない。ただ、その中で教師役の北野たけしの登場シーンについては、深作作品であるにもかかわらず、アバンギャルド、狂気、シニカルなムードは、北野ワールドになっている。これもさすが北野たけしとしか言いようがない。ただ、北野たけし演ずる教師が、実は一人の女生徒に特別な感情を持っていたというのはストーリー的に、宙に浮いていると思う。ここは、生徒たちにも家族にも踏みつけにされたオヤジの狂気で突っ走ってほしかった。 25年前の作品であっても、栗山千明、柴咲コウの存在感は当時から群を抜いている。意外に藤原竜也がすでに出来上がりすぎて、原石的な魅力が感じられなかった。当時、この作品については、国会でも問題にされたらしいが、今、見ても、「腹腹時計」などのヤバいネタ満載で、決して古びない作品で、「残る」作品だと思う。
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