ストレスが溜まる

主要キャスト全員に感情移入できない。

セミナーでちょっと良城が千春と喋っているだけで、過剰に嫉妬する月菜。そのご本人もスマホを拾ってくれたお礼にと、下心見え見えのジェホンの食事の誘いにホイホイついて行く羞恥心の無さ。

良城も知り合って間もない千春を自分達の部屋に上げ、あろうことか出来立ての原稿まで見せてしまう。千春も千春で、彼女がいると知っていながら、よく人の家に上がり込めたものだ。
てな感じで無責任と無神経な人たちばかり。

ただ強迫性障害の方の苦しさは痛いほど伝わってきた。好きな人に触れる事すらできないジレンマ。良城や千春のの気持ちに胸が締め付けられる思いだ。この辺りのキャストの演技は周りの方も含めて見応えがあった。
病気を克服するための当事者と、それに関わる人たちの苦悩と愛情をフォーカスした方がもっと感動的であったのではないか。

一連の映画レビューサイトが軒並み高得点なのは、主役二人に群がるファンの後押しのお陰か？