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  • 平均評点

    72.3点(142人)

  • 観たひと

    220

  • 観たいひと

    15

  • レビューの数

    29

基本情報

ジャンル エロス
製作国 日本
製作年 1985
公開年月日 1985/8/3
上映時間 88分
製作会社 ディレクターズ・カンパニー
配給 にっかつ
レイティング R指定
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督相米慎二 
脚本石井隆 
企画成田尚哉 
進藤貴美男 
プロデューサー海野義幸 
撮影篠田昇 
美術寒竹恒雄 
録音八木隆幸 
照明熊谷秀夫 
編集冨田功 
選曲林大輔 
助監督榎戸耕史 
スチール星野健一 

キャスト

出演速水典子 土屋名美
寺田農 村木哲郎
志水季里子 村木良子
益富信孝 太田清
中川梨絵 太田正代
尾美としのり 助監督
木之元亮 ヤクザ風の男
伊武雅刀 タクシーの客
佐藤浩市 若いタクシー運転手

解説

ホテトル嬢とタクシーの運転手の愛を描く。脚本は「ルージュ」の石井隆、監督は「魚影の群れ」の相米慎二、撮影は篠田昇がそれぞれ担当。

あらすじ

経営していた小さな出版社が倒産し、取り立てヤクザに妻の良子を犯された村木は、人生に絶望し、金で女を買い、凌辱した後、自殺しようと考えていた。ホテトルから名美という女がやってきて、村木は彼女に魅せられる。二年後、死ねなかった村木はタクシーの運転手をしていた。借金の取り立てが妻に及ばないように離婚していたが、良子は仕事帰りの村木を待つ習慣が出来ていた。そんなある日、二年前に出逢った名美を村木は、客として乗せた。海に行きたいという名美は、浜辺に着くと、海の中に入っていこうとする。名美を止めた村木は、自分は、あの時の男だと話した。自分のことを天使だという村木の言葉に揺れる名美だが、あの夜はヤクザに威されていたと嘘をつく。そして、タクシーに乗ったところがヤクザの事務所であると。実は、そこは名美の会社の上司、太田の家であり、妻子がありながら二人は不倫の関係を持っていた。数日後、太田の妻が会社に現れ、名美を怒鳴りまくった。名美は村木に電話をして、あの夜の続きをしてほしいとせがんだ。あの時とは変ったという村木に、名美は威されているヤクザは太田という男で、写真や履歴書を取り返してくれと頼む。名美の嘘を信じた村木は太田のマンションに押し入り、事情が分らない太田の妻は、興信所の報告書を渡した。二年前と同じホテルで村木は名美を待った。二人は激しく体を合せるが、心は離れていった。村木は名美の嘘を知るが、それを許した。名美が目覚めた時、村木は消えていた。名美は村木のアパートに行くが、そこも空室となっていた。悄然と立ち去る名美の横を村木の妻、良子が通り過ぎた。良子も村木が姿を消したことを知らないのだ。二人の女は、一瞬、立ち止まり、顔を見合わせると、それぞれの方向へ歩き出した。

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