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スワロウテイル

  • すわろうている
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  • 平均評点

    76.2点(651人)

  • 観たひと

    1171

  • 観たいひと

    107

  • レビューの数

    80

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1996
公開年月日 1996/9/14
上映時間 149分
製作会社 「スワロウテイル」製作委員会(烏龍舎=ポニーキャニオン=日本ヘラルド映画=エースピクチャーズ=フジテレビジョン)作品(製作プロダクション*ロックウェルアイズ)
配給 日本ヘラルド映画=エースピクチャーズ
レイティング R指定
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSR
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督岩井俊二 
脚本岩井俊二 
原作岩井俊二 
プロデュース河井真也 
撮影篠田昇 
美術種田陽平 
音楽小林武史 
主題歌YEN TOWN BAND:(「Swallowtail Butterfly~あいのうた~」)
録音滝沢修 
照明中村裕樹 
編集岩井俊二 
スタイリスト申谷弘美 
衣裳新井正人 
アソシエイト・プロデューサー久保田修 
前田浩子 
ラインプロデューサー和田倉和利 
助監督桧垣雄二 
行定勲 
小野寺昭洋 
田部宏太郎 
スクリプター黒河由美 
スチール北島元朗 
特殊撮影三沢源太郎 
特殊効果岩田安司 
中條勝美 
白石和政 
高見澤利光 
神野彰 
CGディレクター原田大三郎 

キャスト

出演三上博史 ヒオ・フェイホン
Chara グリコ
伊藤歩 アゲハ
江口洋介 リョウ・リャンキ
アンディ・ホイ マオフウ
渡部篤郎 ラン
桃井かおり 鈴木野
山口智子 シェンメイ
大塚寧々 レイコ
洞口依子 星野
ミッキー・カーチス 医者
渡辺哲 葛飾
塩見三省 須藤寛治
武発太郎 浅川
シーク・マハメッド・ベイ アーロウ
小橋賢児 ホァン
翁華栄 ワン
藤井かほり アゲハの母・ユリコ
ケント・フリック デイブ
ローリー寺西 金髪男
田口トモロヲ 本田
鈴木慶一 楠木
山崎一 監査官
北見敏之 亀和田
光石研 パンク男
酒井敏也 ロリータ店長
クリス・ペプラー インタビュアー
陰山泰 藤田
顧暁東 ツェン
アブラハム・レビン ニハット
楊錠宇 チュンオン
浅野忠信 クラブの客
鴨川寿枝 少女アゲハ
ブライアン・バートン―ルイス YEN TOWN BAND
カーク・D・ハバード YEN TOWN BAND
カレブ・ジェイムズ YEN TOWN BAND
アリ・モリズミ・MTV YEN TOWN BAND
C.J. YEN TOWN BAND
ダニエル・グルーンバウム YEN TOWN BAND

解説

過去とも未来ともつかない、“円”が世界で一番強かったころを背景に、夢を求めて日本に渡って来た移民たちから“円都(イェンタウン)”と呼ばれる架空の街を舞台とした、無国籍感覚の物語。“円都”という名前を忌み嫌った日本人から逆に“円盗(イェンタウン)”と呼ばれて蔑まれる移民たちを主人公に、彼らの成功と挫折を斬新な映像とスリリングな演出とで描いていく。監督・脚本は「FRIED DRAGON FISH」の岩井俊二。撮影を「PICNIC」の篠田昇が担当している。主演は「屋根裏の散歩者」の三上博史と「PICNIC」のChara、「女ざかり」の伊藤歩。これに「ACRI」の江口洋介、「静かな生活」の渡部篤郎、「トキワ荘の青春」の桃井かおり、「罠(1996)」の山口智子、「走らなあかん 夜明けまで」の大塚寧々、「勝手にしやがれ!! 成金計画」の洞口依子、「KAMIKAZE TAXI」のミッキー・カーチスらを加えた豪華なキャストが集っている。小学生が偽札取引にかかわるシーンの描写等により映倫からR指定を受けたことも話題となった。R指定。

あらすじ

娼婦だった母を亡くして知り合いをたらい回しにされた少女は、胸にアゲハ蝶のタトゥーを入れた娼婦のグリコに引き取られた。グリコは歌手を夢見て“円都”にやって来た“円盗”で、2人の兄と生き別れになってからは娼婦を生業として生きてきた。グリコからアゲハという名前を貰った少女は、同じ“円盗”のフェイホンやランたちが経営するなんでも屋“青空”で働き始める。ある夜、グリコの客の須藤に襲われたアゲハは隣室の元ボクサー・アーロウに助けられ、運悪く死んでしまった須藤の腹の中から、『マイ・ウェイ』が録音されたカセットテープを発見した。同じころ、中国マフィアのリーダー・リャンキは行方不明の須藤が持ち逃げした偽造一万円札のデータが入ったカセットテープを探していた。実は腕利きの殺し屋でもあるランは仲間のシェンメイからリャンキの情報をつかむと、テープの正体をつきとめた。大金をつかんだフェイホンたちは、グリコの夢を叶えてやろうとライヴハウス“イェンタウンクラブ”をオープンさせる。グリコの歌は評判を呼び、たちまち彼女は大スターとなった。そんなある日、アゲハは仲間のホァンたちと試した覚醒剤で意識不明になり、偶然通りかかったリャンキに助けられる。阿片街の医院で一命をとりとめたアゲハは、リャンキがグリコの生き別れの兄であることを知った。フェイホンとグリコの関係を引き裂こうとしたマネージャーの星野は、フェイホンの密入国を入国管理局に密告する。なんとか街に戻ってこれたフェイホンはグリコのために身を引いて、手切れ金を受け取った。これにバンドのメンバーは激怒し、イェンタウンクラブは閉鎖に追い込まれてしまった。阿片街の医院でアゲハ蝶のタトゥーを入れたアゲハは再び偽札を使って、店の権利とバラバラになった仲間の気持ちを取り戻そうとする。一方、グリコの娼婦仲間・レイコから須藤が死んだいきさつをつかんだリャンキの手下・マオフウは、執拗にグリコを追いつめていた。連絡を受けたフェイホンは彼女の救出に向かうが、その途中で偽札作りの犯人と間違われ逮捕されてしまう。青空に逃げ込んだグリコはマオフウらによって絶対絶命のピンチを迎えるが、ランがマオフウたちを一撃で全滅させたのだった。留置所で命を落としたフェイホンの遺体を荼毘に付したグリコとアゲハは、手に入れた大金もすべて灰にして、一から出直そうとしていた。

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