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娘道成寺 蛇炎の恋

  • むすめどうじょうじじゃえんのこい
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  • 平均評点

    53.5点(6人)

  • 観たひと

    12

  • 観たいひと

    6

  • レビューの数

    0

基本情報

ジャンル 時代劇 / ドラマ
製作国 日本
製作年 2004
公開年月日 2004/8/28
上映時間 110分
製作会社 「娘道成寺 蛇炎の恋」製作委員会
配給 パンドラ
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

キャスト

出演中村福助 村上富太郎
牧瀬里穂 秋月遥香/詩織
須賀貴匡 村上秀次
岸部一徳 村上英寿
中村児太郎 村上富太郎(幼少時代)
峰岸徹 
毬谷友子 
城火呂絵 
真矢みき 森沢今日子
風間トオル 花丸

解説

歌舞伎の人気大曲『京鹿子娘道成寺』をモチーフに、歌舞伎の女形とその女弟子の禁断の愛を描く。歌舞伎界の将来を期待される九代目中村福助が、映画に初挑戦。実生活とシンクロする当代の女形を華麗に見せ、“娘道成寺”の舞台シーンを劇中でも披露する。共演に「つぐみ」「ターン」の牧瀬里穂。監督は「風のかたみ」の高山由紀子。

あらすじ

朝靄の中、艶やかな衣裳をまとった詩織(牧瀬里穂)が、高層ビルの屋上から舞うように落ちてゆく。日舞の世界で有望視されていた彼女の死に装束は、『娘道成寺』の白拍子の衣装だった。詩織の双子の姉で、ダンスの世界で有望視されている遥香(牧瀬里穂・二役)は、妹・詩織が当代一の女形・村上富太郎(中村福助)に、『娘道成寺』を踊りたいと弟子入りしていたことを知る。そして詩織は、富太郎に唯一認められた女弟子だった。妹の自殺の謎に迫るため、遥香もまた富太郎に近づき、彼の踊る『娘道成寺』に魅了される。そして、間近に迫った公演の主役を親友の今日子(真矢みき)にゆずってまで、富太郎に弟子入りをする。周囲の反対に逆らい、富太郎に詩織と同じように自分にも『娘道成寺』を教えてほしいと懇願する遥香。富太郎は女の情念の表現に異常なまでの執着を見せ、遥香に厳しく稽古をつける。富太郎との稽古の中、遥香はしだいに彼に惹かれていく自分に気づき始める。もしかすると、妹も同じ想いを抱いたのではないか。そして、富太郎も詩織を? しかし、富太郎を敬愛する弟子の秀次(須賀貴匡)にとって、遥香は邪魔者。遥香を遠ざけるために、秀次はニュー女形の花丸(風間トオル)の存在を遥香に教える。花丸はかつて富太郎のライバルだったが、歌舞伎界から大衆演劇に身を投じて、絶大な人気を誇っていた。遥香は花丸から、彼と詩織と富太郎の尋常ならざる関係を告げられる。詩織が富太郎の前で、花丸に抱かれた、と。「女を演じるためには、女を棄てなければいけない」と、富太郎は遥香に言う。詩織の死は、富太郎への愛と踊りへの情熱に引き裂かれてのことだったのか? 富太郎にとって詩織は、そして遥香は、女を知るための道具でしかなかったのだろうか? 深まる謎と富太郎への絶ちがたい愛に苦悩する遥香を、清姫の化身、銀鱗の蛇の幻想が襲う。芸に全てを捧げてきた富太郎には、実は彼だけの秘密があった……。

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