男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

意志の勝利

  • いしのしょうり
  • Triumph des Willens
  • Triumph of the Will

amazon


  • 平均評点

    74.9点(27人)

  • 観たひと

    49

  • 観たいひと

    14

  • レビューの数

    9

基本情報

ジャンル ドキュメンタリー / 戦争 / 社会派
製作国 ドイツ
製作年 1934
公開年月日 1942/3/7
上映時間 112分
製作会社 ナチス宣伝部
配給 東和商事
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダード
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

キャスト

解説

ナチ党全国党大会の記録映画。斬新なカメラワークや演出により、1935年のヴェネツィア・ビエンナーレ金メダル、1937年のパリ万博グランプリを獲得するなどその芸術性が称賛されたが、戦後は評価が一転した。監督は、「民族の祭典 オリンピア第1部」「美の祭典 オリンピア第2部」のレニ・リーフェンシュタール。

あらすじ

ナチス党歌『ホルスト・ヴェッセルの歌』をバックに、雲の上を飛行機が飛んでいる。大通りでは、ナチスの諸組織による行進の練習が行われている。ヒトラーや党幹部が空港に降り立つと、民衆は大歓声をあげて出迎える。一行はオープンカーでパレードしながらホテルに向かう。途中、赤ん坊を抱いた若い主婦が花束で祝福する。ヒトラーたちは、ホテル・ドイッチャー・ホーフに到着する。ホテル前では歓迎集会が行われ、軍楽隊が演奏を披露する。古都ニュルンベルグの風景や、党大会会場近くに野営するヒトラーユーゲントの朝の情景が映し出される。伝統的民族衣装を身にまとった農民たちが、街中をパレードする。ヒトラーは農民やドイツ労働戦線のメンバーたちと握手を交わし、オープンカーで去っていく。ルイトポルトハレ公会堂で党大会開会式が始まり、ナチス幹部による演説が次々と行われる。ツェッペリンフェルト広場での国家労働奉仕団の集会に続き、突撃隊の夜間屋外集会の模様が紹介される。音楽隊による『国民よ武器をとれ』の演奏の後、新幕僚長ルッツェがヒトラーへの忠誠を誓う。ワールドカップドイツ大会でも使用されたスタジアム、フランケンシュタディオンでは、ヒトラーユーゲントの日の集会が開催される。ヒトラーユーゲントの少年たちが『青年行進曲』を演奏した後、ヒトラーとシーラッハが演説する。ドイツ国防軍は、新兵器パレードを行う。ツェッペリンフェルト広場で、政治指導官の夜間集会が行われる。ルイトポルトアレーナ広場では、親衛隊と突撃隊の政治的殉難者追悼と隊旗の授与の儀式が行われ、ヒトラーが演説する。ニュルンベルグ旧市街パレードの光景が映し出される。カギ十字を見上げながら通過する人々の映像に続き、ヒトラーのオープンカーが中央広場に入場する。そして、ナチス諸組織のパレードが始まる。ルイトポルトハレ公会堂で、党大会終了演説が行われる。ドイツ国歌に続き、『ホルスト・ヴェッセルの歌』斉唱で幕を閉じる。

関連するキネマ旬報の記事

2009年8月下旬号

映画が語るナチス、映画を創ったナチス:「意志の勝利」公開への軌跡

映画が語るナチス、映画を創ったナチス:「意志の勝利」評論