マディソン郡の橋

までぃそんぐんのはし|The Bridges of Madison County|----

マディソン郡の橋

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レビューの数

92

平均評点

72.4(654人)

観たひと

1160

観たいひと

80

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ラブロマンス
製作国 アメリカ
製作年 1995
公開年月日 1995/9/15
上映時間 134分
製作会社 アンブリン・エンターテインメント=マルパソ・プロ
配給 ワーナー・ブラザース映画
レイティング
カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

たった4日間の恋に永遠を見いだした中年の男女の愛を描いた、大人のラヴストーリー。原作は、世界中でベストセラーになったロバート・ジェームズ・ウォーラーの同名小説(邦訳・文藝春秋刊)。映画化の争奪戦が繰り広げられ、監督や主演者の候補にさまざまな名前が挙がった。一時はスティーヴン・スピルバーグが監督と報じられたが、結局、監督・製作・主演の3役を「パーフェクト・ワールド」「許されざる者(1992)」のクリント・イーストウッドが兼任して映画化(スピルバーグ主宰のアンブリン・エンターテインメントとイーストウッドのマルパソ・プロの共同製作)。相手役には「愛と精霊の家」「激流」のメリル・ストリープを迎え、二人の共演が見もの。脚本は「フィッシャー・キング」のリチャード・ラグラヴェネス。製作はイーストウッドと、「コンゴ」のキャスリーン・ケネディの共同。原作に忠実に、アメリカ・アイオワ州マディソン郡でロケーション敢行した美しい撮影のジャック・N・グリーン、音楽のレニー・ニーハウス、編集のジョエル・コックスは、「パーフェクト・ワールド」「許されざる者(1992)」などにも参加した、イーストウッド作品の常連。美術はジャニーヌ・クラウディア・オップウォール。共演は「マルコムX」のアニー・コーリー、「理由」のヴィクター・スレザック、「アルカトラズからの脱出」「スリープウォーカーズ」のジム・ヘイニーら。キネマ旬報外国映画ベストテン第3位。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

89年冬。アイオワ州マディソン郡。フランチェスカ・ジョンソン(メリル・ストリープ)の葬儀を出すために集まった長男のマイケル(ヴィクター・スレザック)と妹のキャロリン(アニー・コーリー)は、母の遺書に「死んだら火葬にしてほしい」とあるのに当惑する。2人は彼らに当てた母の手紙と日記を読み始める……。65年秋。フランチェスカは結婚15年目で単調な生活を送っていた。夫のリチャード(ジム・ヘイニー)と2人の子供がイリノイ州の農産物品評会に出掛け、彼女は4日間、一人で家にいることになった。新鮮で開放的な気分になった彼女の前に、プロ・カメラマンのロバート・キンケイド(クリント・イーストウッド)が現れ、道を尋ねた。彼は、珍しい屋根付きのローズマン橋の写真を撮りに来ていた。フランチェスカは彼の魅力に引かれ、その晩、夕食に誘う。彼が宿に帰った後、「明日の晩、もう一度いかが?」とのメモを、明朝の撮影で彼が訪れる橋の上に残した。翌日、2人はホリウェル橋の上で落ち合った。二人は次第に打ち解け合い、キンケイドは新しいドレスを着た彼女の手をとり、ダンスを踊った。自然の成り行きで一晩中愛し合った2人は、次の日、郊外でピクニックを楽しんだ。残り時間がわずかなことに気づき始めた彼らは、その夜、親密に抱き合った。最後の朝はぎごちなさと不安の中で迎えた。フランチェスカは「これはお遊びなの?」となじるが、彼は「一緒に来てくれ」と言う。悩み苦しんだ末に、荷物をまとめた彼女だったが、家族のことを思うその顔を見て、キンケイドは去った。夫と子供たちが帰ると、元の日常が戻った。数日後、夫と買い物に街に出掛けた彼女は、降りしきる雨の中、立ち尽くすキンケイドの姿を見た。車から出ようとドアのノブに手をかける彼女だが、どうしてもできない。そして、彼とはそれきりだった。79年、夫リチャードが死去。彼の死後、フランチェスカはキンケイドに連絡をとろうとしたが果たせず、やがて彼の弁護士が彼の死を報せ、遺品が届いた……。手記を読みおえたキャロリンとマイケルは、母の秘めた恋に打たれ、2人は母の遺灰を彼女が愛したキンケイドと同じように、あの橋から撒いた。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1996年4月下旬号

ビデオ&LDガーデン:「マディソン郡の橋」日本初のダイレクト・セル・スルー!

1996年2月下旬決算特別号

外国映画紹介:マディソン郡の橋

1995年10月下旬号

劇場公開映画批評:「マディソン郡の橋」

1995年9月上旬号

特集 マディソン郡の橋:作品評

特集 マディソン郡の橋:小説から映画へ

特集 マディソン郡の橋:メリル・ストリープ インタビュー

特集 マディソン郡の橋:クリント・イーストウッド インタビュー

特集 マディソン郡の橋:”大人の愛”を描いた映画

グラビア 《New Releases [新作映画紹介]》 :マディソン郡の橋

1990年代

2024/11/18

75点

レンタル 
字幕


ダーティハリーからのクリントイーストウッドファン。アクション俳優から歳を重ねるうちに役柄が広がっていったクリントイーストウッド。クリントイーストウッドの映画のなかでも自分にこの映画に刺さる。

2024/09/15

2024/09/16

78点

テレビ/有料放送 
字幕


クリント・イーストウッドのラブ・ストーリーは不倫が真実の愛だと悟るお話しだった。
平凡に生きてきた主婦と放浪者のプロのカメラマンと出会い 僅か4日間でお互いの存在の深さを知り 真実の愛に目覚める らしい
そもそも初めて鑑賞した時も懐疑的だった
ことを思い出し 久しぶりに見た昨日も
同じ思いに至る
何でたったの4日でそれがわかるの?
という疑問 

キンケイドはアメリカ全土を撮影で訪れた地に女性と関係を持ちその関係を続けていたりいなかったり キンケイドが亡くなった後彼の弁護士から渡された手紙やら何やらの愛した女性は君だけだよというアピールも あちこちの女性にも同じように渡してるんじゃないかとヨコシマな私は勘繰る
法的に不可能とか考えればわかる事でも
そこまで男を信用できない自分の浅はかさも同時に知り自己嫌悪に陥る

フランチェスカの自我の強さに辟易したのは
フランチェスカが 別れの朝にキンケイドに言葉で言わせるようしむける企み
声を荒げて 朝食の皿を取り上げてキンケイドの放浪する生き方を攻撃するのは
たった一言が欲しいだけだ
女なら誰でもそうだ
しかし 自分の夫や子供のいる立場を棚上げするなよと 倫理観が先走り感情が後から付いてくる為 その悲しみに浸れない
その理由は簡単
二人の恋を綺麗に描き過ぎる
イーストウッドの演出が鼻につくから
とは言え
雨の日 キンケイドが最後のチャンスとばかり助手席に座るフランチェスカを
迎えに行こうかどうしようか迷うシーン
車のドアのノブを強く強く握って
結局車のドアを開ける事はなく去って行く
キンケイドの顔を映さずにドアのハンドルを握る手に込めた演出が好きだ
そのショットのカメラアングルの素晴らしさよ。

2024/07/17

2024/07/17

75点

選択しない 
字幕-吹替


泣いた

もう何度見たろうか。たまたまラジオで雨のシーンが印象的な映画で、紹介されててまた見たくなったのです。
原作本がベストセラーになった時、チラッと立ち読みして惹かれた記憶がある。映画を先に見て本読んで、続編の本読んで(これは、ロバートの前日談どったような…)、はまりました。
で、また今回も泣きそになった。名作です。

1995/09/30

2024/05/31

80点

映画館 
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賛否両論ですが、私は気に入りました。雨の別れのシーンは圧巻。

ネタバレ

 この秋の公開作品の中でも、一番話題になっている作品と言えば、やっぱり「マディソン群の橋」だろうと思います。というわけで、私も話題に乗り遅れないよう、見に行ってきました。それにしても、この映画ほど評価がきっちり2つに分かれてしまう映画も珍しいと思います。マスコミに載っている評判はほとんどが好評のようで、ありきたりの恋愛小説を情感豊かなロマンスに作り上げたイーストウッドの監督としての手腕や、ヒロインを演じたメリル・ストリーブの演技力などに賞賛が集まっているようです。

 一方不評なのはどちらかというとお偉い評論家ではなく、目立たないページに書かれたちょっとしたコラムとか、実際に映画を見た一般の映画ファンからの声の中に多く聞かれます。内容としては、理屈はいろいろあってもしょせんは不倫、それを美化するのはどうか?とか、キンケイドという男のイメージにイーストウッドが合っていないとか、二人が激しい恋に落ちる必然性がいま一つ釈然としないなどです。

 さて、それで私はどう感じたか?なのですが、結論から言って、私はこの映画を賛辞するほうにまわりたいと思います。この映画の優れたところは、前述したようにすでにマスコミなどで語り尽くされている感がありますので省きますが、一口に言って、私はこの映画のヒロインの気持ちがよくわかりますし、彼女の全ての行動に賛同するわけではありませんが、大いに彼女に同情します。

 そもそも、ヒロインへの感情移入と聞くと、すぐに「不倫を肯定するのか否か?」という議論になってしまうのは、いささか短絡的すぎるのではないかと、私は思っています。もし「マディソン群の橋」のヒロインを批判するのなら、今までの不倫映画「逢いびき」や「恋におちて」とか、「ピアノレッスン」などのヒロイン全てに厳しい目を向けなければなりません。

 「マディソン群の橋」のヒロイン像を考えるとき、一番考慮に入れなければならないのは、彼女の生きた時代背景とアイオワという土地柄だと思います。もし彼女が存命なら、今年で76才になるはず。国こそ違うけれど、とりあえず身近にいる同年齢の女性をイメージすれば、戦中戦後を生きた彼女たちの人生がどのような時代背景にあったか、だいたい想像つくはずです。

 イタリアで生まれた彼女にとって、戦勝国であり豊かな国アメリカでの結婚生活には、大いなる夢があったはずです。夫だけを頼りに見知らぬ国にやって来た彼女は夫とともにアイオワの片田舎で小さな農場を営みますが、彼女が夢見た場所は、よそ者がやってくれば半日で町中の噂になるような、つまりそこに住む人たちは何世代にもわたり自分の周りの親戚や友人以外を知らずに生まれ死んで行くと言った、保守的で封建的な閉ざされた世界でした。教師だった彼女は、夫の意向で職業を捨て子育てと農業に専念しますが、今の時代とは違い、もちろん図書館もカルチャーセンターもない。子育てが一段落してみれば、すでに子供たちとの会話はなく彼らは自分の知らない世界を持ち始めている。夫はまっとうで真面目、人を傷つけたことのない誠実な人柄ではあるけれど、知的な会話で彼女をわくわくさせてはくれません。

 そんなジレンマの中、突然家族の留守に自由の香りを全身にただよわせた見知らぬ世界からの男・キンケイドが現れたわけです。彼に出会ってからの彼女の思い切った行動には、私としてもかなり違和感があります。家族の留守中に見知らぬ男を家に引き入れてしまうということ自体、この時代や土地柄を考えれば、信じられないような行動です。しかも彼女はこの恋愛に関して完全に主導権を握り自分自身で選択しています。けれど、なぜ彼女があのような行動に走ったかについては、心情的に理解できるし、人間として当然持っているはずの情熱とか夢を封じこんで生きなければならなかった彼女の物語が、実は当時の世界中の名もない何千・何万という女性たちの人生そのものであったことを、この映画は改めて気付かせてくれました。

 ただし、これはあくまでも女性としての感想で、男性の目から見ればかなり身勝手な言い分かも知れませんね。特に、死後夫と同じお墓に入りたくないという内容の遺言を残すに至っては、「だから女は恐い」と言われても仕方ないと思います。一世一代の恋を思い切るという、いさぎよさを持った彼女が、未練たらしくこんな遺書を残したことに私もがっかりしています。「逢いびき」の夫のセリフではないけれど、彼女はアイオワから一歩も出ずに、遠くまで旅に出て再び家族のもとに戻って来た。そして、その一生に一度の旅の思い出を胸にしまって死んで行った・・・そう解釈したいと思います。彼女の夫が何も知らずに亡くなったのがせめてもの救いです。

(1995/9/30 記)

2024/05/28

2024/05/28

-点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
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青い花

ネタバレ

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メリル 増量して普通の主婦 いい感じ のどか
『娘が品評会に子牛を出すの』4日間 走る犬

2024/03/24

2024/03/24

-点

テレビ/有料放送/ザ・シネマ 
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クリント•イーストウッド64歳?

1930年生まれ、今年94歳、約30年前に、作品、イイ笑顔です‼️放映されれば必ず見たくなる。音楽も忘れられない。「これは生涯に一度の恋」