めぐり逢う朝

めぐりあうあさ|Tousles Matinsdu Monde|----

めぐり逢う朝

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レビューの数

5

平均評点

76.1(14人)

観たひと

39

観たいひと

5

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 フランス
製作年 1991
公開年月日 1993/2/11
上映時間 0分
製作会社 フィルム・パー・フィルム=DD・プロ=DIVALI・フィルムズ=セディフ=FR3フィルムズ・プロ=パラヴィジオン・アンテルナシオナル=CNC=キャナル・プリュス
配給 ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画
レイティング
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

一七世紀の音楽家マラン・マレと、その師サント・コロンブの葛藤と愛を描いた人間ドラマ。全篇に二人の代表曲が流れ、また撮影は、当時と同じ光源を使って行われた。九一年ルイ・デリュック賞、九二年セザール賞主要七部門(作品、監督、助演女優、撮影、音楽、録音、衣装デザイン)受賞。監督・脚本は「インド夜想曲」のアラン・コルノー。製作はジャン・ルイ・リヴィ。共同脚本・原作はパスカル・キニャール。撮影は「インド夜想曲」のイヴ・アンジェロ。音楽は同作のジョルディ・サバールが担当。主演は、マレを「1492 コロンブス」のジェラール・ドパルデュー、コロンブをジャン=ピエール・マリエル、「シラノ・ド・ベルジュラック」のアンヌ・ブロシェ。なおマレの青年時代を、ドパルデューの息子ギョームが演じている。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

一七世紀、バロックの時代。二人の偉大な音楽家がいた。一人はヴィオラ・ダ・ガンバの名匠サント・コロンブ(ジャン・ピエール・マリエル)、もう一人は彼の弟子マラン・マレ(ジェラール・ドパルデュー)。コロンブは俗世での成功には関心がなく、マレは名声を得たいと願っていた。対照的な二人の天才の溝は深く、しかし一方でお互いに魅了し合っていた。師はますます孤高を持し、音楽の研究に没頭した。マレは富とあらゆる栄誉を手に入れ、ついに破門となるが、師の娘マドレーヌ(アンヌ・ブロシェ)を誘惑し、彼女を通じて師の技術を盗もうとした。しかし栄光の頂点でマレは自分自身に疑問を抱いた。師と対面し、師の音楽の真髄を知ったマレは、コロンブと共に厳かに演奏を始めるのだった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1993年4月上旬春の特別号

外国映画批評:めぐり逢う朝

1993年3月下旬号

外国映画紹介:めぐり逢う朝

1993年1月下旬号

特集 めぐり逢う朝:アラン・コルノー監督 インタビュー

特集 めぐり逢う朝:作品論

1993年1月上旬新年特別号

グラビア《Coming Attractions》(新作紹介):めぐり逢う朝

1992年12月上旬号

グラビア:めぐり逢う朝

2024/06/22

2024/06/23

74点

選択しない 


静謐の中の欲望

静かで美しい画面と拡張高いヴィオロが響きますが、その反面、音楽家としての欲望のため師の娘を踏み台にのし上がっていく弟子の醜い姿を描きます。彼女のその後の人生に衝撃を受け、初めて目覚め、師と本当の対話が生まれる様がクライマックス。ただし性器やヘアーの露出にしらけ、非道な展開に暗くなりました。

2017/05/12

2017/05/12

75点

レンタル/東京都/TSUTAYA/SHIBUYA TSUTAYA/DVD 
字幕


古楽器ヴィオール

音楽ファンにはたまらない映画。部屋の道具や絵画、登場人物の衣装に時代考証が込められ当時を再現する証明でとられた場面の中に、古楽器ヴィオールが静かに音色を醸す。慶応大学に古楽器演奏を研究する「コレギウム・ムジクム」なる研究室が存在して、時々その演奏を聴くが映画に登場したような古楽器で実際に演奏されていた。青年時代と壮年時代のマレ役を演じた人物が実際のドバルデュー親子だったとは。

1993年

2016/08/01

75点

映画館/北海道 
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対照的な二人

 17世紀。師弟でありながら、人生観も音楽に対する考え方も全く正反対な二人の音楽家の音楽を通しての絆と確執の物語。この作品でサント・コロンブとマラン・マレという音楽家とヴィオラ・ダ・ガンバというチェロに似た楽器の事を知りました。二人の人物像については類型的な感じがして、史実よりも創作による部分の方が多いのではないかと思います。全編に流れる音楽が素晴らしく、クラシック音楽に関心のある私にはとても刺激になる作品でした。

2012/05/17

2013/07/17

-点

購入/DVD 
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昔ロードショウ上映していた時は「ぴあ」であらすじを読んで「何だか重そう…人生の仕上げの段階で観るもののような」と直観的に感じて敬遠してしまっていた。その後、やっぱり気になってビデオレンタル店に入るたびに必ず探したものの、何故かどこにも入っていない!数年前にようやくサントラだけ買うことが出来ました。「インド夜想曲」と同じ監督であることに気づいて久しぶりに思い出して購入。

単純にまとめてしまえば「17世紀の音楽家の芸術への向き合い方を巡る師匠との葛藤を描いた映画」ということになるけれど、これは観ないと語れない映画です。音楽とは何か、或いは芸術とは何なのか、ご覧になってご自分で答を確かめて欲しいと思う。

1993/04/15

2013/07/02

70点

映画館/大阪府 
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佳作

1993年4月15日に鑑賞。大阪・三越劇場にて。前売1200円。

アラン・コルノーの佳作である。