1961年に、近所の1学年下の子と、たぶん私の母親と3人で新宿へ出かけてロードショー館で見た。
小学2年だった。
ちなみに1964年、小学5年時には、やはり新宿へ母親と二人で「モスラ対ゴジラ」を見に行ってる。
この2本だけが東宝怪獣映画のリアルタイム鑑賞作品。
ちなみに「モスラ対ゴジラ」は面白くなく、同時上映のモノクロ「蟻地獄作戦」(「独立愚連隊」シリーズと言ってよい作品)の方が楽しめたというのが当時の記憶。
「モスラ」の封切館入口には、東京タワーに《とっついた》モスラが電気仕掛けで動いていた。
(体長3メートルくらい)
体の節のようなところから女性のストッキングのような材質が覗いていたのを覚えている。
そんなわけだから、モスラは愛着のある怪獣。
ただしゴジラのような体面に比べ、成虫モスラのモフモフ感は作るのが難しいと見え、どこからどこまで作り物っぽかった。
とても生物には見えない。
日本映画専門チャンネルで4K修復(2K放送)を放送したので再見したが、フランキー堺のコメディチックな演技や、子役の活躍、ジェリー伊藤のくどい悪役など、実にお子様向き感が漂っていて、これまでになく退屈した。
「モスラの歌」は素晴らしい歌曲だが、それ以外の劇伴は取り柄なく、古関裕而さんの映画音楽って、こんなものなの?と初めて思ってしまった。
これならやはり伊福部昭さんの「モスラ対ゴジラ」1964、「ゴジラvsモスラ」1992 のスコアが恋しい。
「ガス人間第1号」って、ガス人間や特撮部分を取っ払っても、愛の映画として成立するものがあったが、まぁ本作はイベント映画みたいなもの。
今、見るとインファント島の放射能要素など、限りなく《おざなり》。