シックス・センス

しっくすせんす|The Sixth Sense|The Sixth Sense

シックス・センス

amazon
レビューの数

116

平均評点

78.7(1334人)

観たひと

2444

観たいひと

127

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ホラー / サスペンス・ミステリー / スリラー / ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1999
公開年月日 1999/10/30
上映時間 107分
製作会社 ケネディ‐マーシャル‐バリー・メンデル・プロ作品(スパイグラス・エンターテインメント提供)
配給 東宝東和
レイティング 一般映画
カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

死者が見える少年と心に傷を負った精神科医が交流を通じて癒されていく姿を綴った異色のサスペンス・ホラー。監督・脚本はインド出身の新鋭M・ナイト・シャマラン。撮影は「すべてをあなたに」のタク・フジモト。音楽は「ダイヤルM」のジェームズ・ニュートン・ハワード。視聴効果は「アルマゲドン」のドリーム・クエスト・イメージズ。出演は「アルマゲドン」のブルース・ウィリス、「僕のボーガス」のハーレイ・ジョエル・オスメント、「ベルベット・ゴールドマイン」のトニ・コレット、「ポストマン」のオリヴィア・ウィリアムスほか。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

小児精神科医の第一人者マルコム(ブルース・ウィリス)はある晩、妻アンナ(オリヴィア・ウィリアムス)と自宅にいたところを押し入ってきた10年前に治療した患者のヴィンセントに撃たれた。ヴィンセントは彼を撃つと自殺し、この事件は彼の魂に拭いがたい傷を残した……。1年後。フィラデルフィア。妻アンナと言葉を交わすこともできず悶々とする日々を送るマルコムは、他人に言えない秘密を隠して生きるあまり心を閉ざした8歳の少年コール(ハーレイ・ジョエル・オスメント)に出会った。彼の秘密とはなんと死者が見えること。彼はこの秘密を母リン(トニ・コレット)にも話せず、友達からも異常者扱いされて苦しんでいた。やがて、ふたりは心を通わせるようになり、コールはついに秘密を打ち明けた。死者は彼にいつも何かをさせたがっているというのだ。吐瀉物で汚れた少女の霊に会ったコールはマルコムに連れられてその少女の葬儀が行われている家へ行く。霊となった少女はコールに箱を手渡す。箱の中にはビデオがあり、そこには彼女の母親が少女を毒殺する姿が映っていた。少女の父親はそれで真実を知った。死者は彼に自分の望みを叶えてもらうことで癒されるのが望みだったのだ。ついにコールは悩みを克服し、母リンにも秘密を打ち明けた。一方、マルコムは妻アンナのことでまだ悩んでいた。コールはマルコムに彼女が彼女が眠っている時に話しかけてと助言した。その晩、マルコムは彼に背を向けて結婚式のビデオを見るうちに眠り込んだアンナに話しかける。彼女は寝言で「どうしてあたしを残して行ってしまったの?」と呟く。その途端、彼は全てを理解した。彼はヴィンセントに撃たれた時に死んだのだ。アンナへの思いとヴィンセントへの後悔の念が死者となった彼をこの世に引き留めていたのだ。かくして、望みが満たされて癒されたマルコムは天へ召された。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2000年2月上旬号

外国映画紹介:シックス・センス

1999年12月上旬号

劇場公開映画批評:シックス・センス

劇場公開映画批評:シックス・センス

1999年11月上旬号

巻頭特集 シックス・センス:ブルース・ウィリス&ハーレイ・ジョエル・オスメント来日会見レポート

巻頭特集 シックス・センス:「シックス・センス」全米大ヒット

巻頭特集 シックス・センス:スパイグラス最高責任者に聞く

巻頭特集 シックス・センス:作品評

2024/06/30

2024/06/30

60点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


霊が結ぶ像と,その像を結ばせる視線

人々は孤独に見える.歴史のある町フィラデルフィアは秋になり,風が木々を揺らしてる.木の葉が落ちてくる.人々は静かに,笑いもなく暮らしているようにも見える. 
児童のカウンセリングをしているマルコム(ブルース・ウィリス)は,時に視線を合わせずに,見ている少年コール(ハーレイ・ジョエル・オスメント)から目を逸らす,また,銅貨お使った手品を披露し,少年の目を逸らそうともしている.地下にはワインセラーがあり,その奥からのぞく視線が感じられる.父が置いて行った壊れた時計やおばあちゃんのペンダントなどコールの周りにも小物は多い.少年は,少し前進し,少し後退する.彼は,身の回りに何かが起きていると感じており,その感覚が彼を孤独にしている.化け物(フリーク)とも呼ばれ,母のリン(トニ・コレット)らは,息子の体に傷を見つける.コールは,感じるとコールドを患い,寒気がしている.彼の秘密は母にも言えず,その言えないことが障害となってさらにコールに重圧をかけている.
母がそんな少年に与えたであろう犬が走り出す.少年の小さな祭壇にはいくつもの小さなキリスト像が祀られている .サファイアを見つめるカップルと共にいる店員は,マルコムの妻アンナ(オリヴィア・ウィリアムス) で,宝石が何かを語ると告げる.ブラウン管のモニターが付いている.カセットテープが回っている.ある亡くなった少女が残したビデオテープも回っている.主観のキャメラは自在に見えながら,空間や情況に拘束されているように見える.ドアノブがクロースアップされ,こうしたキャメラのワークと視線には憑依的なもの,浮遊するものが感じられる.
ヴィンセント(ドニー・ウォルバーグ)も不気味にマルコム夫婦の前に現れ,何かを演じ,伝えようとしている.コールはコールで,子どもたちの舞台に立ち,アーサー王の役を演じ,剣を抜いている .火のゆらめきがあたりを照らし,白い吐息が見える.心霊的なものは,日常の中に生起している.象徴は,そうした心霊が凝ったものとして,象徴のようにして,映像やガラスを通した像のようにも見えてくる. 

2024/06/28

2024/06/28

70点

選択しない 
字幕


映像の倒叙トリックとはこういうことか(^^;;

ネタバレ

冒頭、いきなりマルコムが撃たれるんですが、しれっと一年後に話が飛んで、ああ、助かったのか、と思ってしまったらもう騙されてます(^^;;

少年の治療、という行為がレッドへリングとなっていて、マルコムの生死というところから焦点をずらしてるのが上手い。でも伏線は色々張ってあって、最後に回収された時の驚き(^^;;レストランの会計のシーンには唸りました(^^;;

良質のミステリだと思います(^^;;

2024/06/15

2024/06/15

50点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


公開時に数年ぶりに劇場に行き鑑賞したはずだが、中身を殆ど覚えていなかったので再鑑賞。
まだ髪があったブルース・ウイリスが、全くアクション無しなので違和感がある。オチは中盤辺りで分かってしまうので、驚きもなし。
コール少年は後日飲酒運転や薬物所持でパクられたみたいで、近影を見ると太った髭面のオッサンになっていた。シャマラン監督らしい切れ味もまだ無いし、やはり四半世紀も前の作品だってこと。

2024/06/10

2024/06/10

83点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


また観た

やっぱりラスト。二回目以降は伏線を確認。やっぱりすごいわこの映画。

2024/01/14

2024/01/14

80点

VOD/Hulu/レンタル/PC 
字幕


魂の行方

最後の展開には驚いた。たくさん伏線があったのに、純粋に見ていると全く気が付かないものだ。
人の死は、死んだ者も残された者にも思い残しがある。簡単には乗り越えられない。でもその傷と向き合う瞬間がいつか訪れると、死の出来事も少しも意味がない悲しいことではないものに変わるときが来るのかもしれない。

2024/01/14

2024/01/14

82点

選択しない 


何も知らないで観て良かった

全く予備知識なく観たのでラストで驚いた。良かった。上手く出来ている。おそらく知ったうえでもう一回、観ても伏線を見つける面白さがあるだろう。三回目はどうだろう?でも語り口の上手さや映像センスがあるのでイケるのではないかな。とにかく怖くて面白い快作。