ダーティハリー

だーてぃはりー|Dirty Harry|Dirty Harry

ダーティハリー

amazon
レビューの数

116

平均評点

77.3(852人)

観たひと

1285

観たいひと

56

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アクション
製作国 アメリカ
製作年 1971
公開年月日 1972/2/11
上映時間 102分
製作会社 マルパソ・カンパニー・プロ作品
配給 ワーナー
レイティング PG-12
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

冷酷非情な殺人狂を追う、敏腕刑事の渇いた執念を描く。製作総指揮はロバート・デイリー、製作・監督は「真昼の死闘」のドン・シーゲル、脚本はハリー・ジュリアン・フィンク、リタ・M・フィンク、ディーン・ライズナーの共同、撮影はブルース・サーティーズ、編集はカール・ピンジトアが各々担当。出演はクリント・イーストウッド、ハリー・ガーディノ、レニ・サントーニ、アンディ・ロビンソン、ジョン・ヴァーノンなど。翻訳は高瀬鎮夫。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

ビルの屋上からプールサイドの女が銃撃され、その後、犯人からの脅迫の手紙がサンフランシスコ警察に届いた。10万ドルの要求に応じなければ、次の犠牲者を同じ手口で殺す、狙うのは牧師か黒人だ、とあり“サソリ座の男”とサインされてあった。シスコ市警殺人課のハリー・キャラハン(クリント・イーストウッド)は、少し前に強盗との銃撃戦で脚に重傷を負っていたが、事件を知ると、上司のブレスラー(ハリー・ガーディノ)や市長(ジョン・ヴァーノン)らの意向を無視して、犯人追跡に向かった。ハリーの意志に反して付けられた相棒のチコ(レニ・サントーニ)は快活な青年で、何事にも反抗的なハリーをいぶかしく思ったりした。またしても第2の犠牲者に屋上から照準を合わせている犯人(アンディ・ロビンソン)を警察のヘリコプターが発見したが取り逃がし、ハリーとチコも犯人らしい男を尾行したが、逆に町の与太者たちに袋だたきにあってしまった。再び犠牲者が出た。“サソリ座の男”の予言どおり黒人であった。ハリーは、犯罪者心理から、犯人はもう一度現場に現れるとにらんで屋上で待ち伏せを開始した。案の定、現れた犯人と激しい銃弾の応酬となった、が、うまく逃げられてしまった。再び警察に脅迫状が舞い込んだ。14歳の少女を誘拐して生き埋めにし、少量の酸素を送り込んでいる。すぐ20万ドルの身代金をよこさないと殺す、としたためてあった。ハリーは20万ドルを持って、犯人の指定したマリーナへ急ぎ、ひそかにチコを背後につけさせた。突然、毛糸のマスクをした犯人から声をかけられたハリーは、銃を奪われ、いきなり脳天を一撃され、更に蹴りあげられて、殺されそうになった。草むらから飛び出したチコはピストルを乱射してハリーを助けたが、犯人との銃撃戦で負傷した。しかしハリーの飛びだしナイフは犯人の太ももを傷つけた。重傷にもめげず、必死に逃げる犯人をケザー・スタジアムで捕らえたハリーは、犯人に拷問をかけた。これが、思いがけなくハリーを窮地に追い込んだ。傷を負っている男をきびしく拷問したとして地方検事から告発されてしまったのである。更に、すぐに釈放された犯人の狂言でハリーは訴えられ、遂に市長とブレスラーから謹慎を命じられた。やがて犯人は、更に大胆な犯行に移った。スクール・バスを襲い、乗っていた6人の子供と女の運転手ともども空港へ直行し、不敵にも警察へ、逃走用の飛行機を、燃料満載、操縦士付きで用意するよう命じてきた。謹慎の命を無視して先回りしたハリーは、空港へ近づくバスに鉄道の陸橋から飛び降りた。運転手が失神してバスは採石会社の構内へ突っ込んだ。遂に犯人を追い詰めたと思った時、犯人は卑怯にも、そばで釣りをしていた少年を楯にとって逃げ延びようとした。間髪をいれずハリーの必殺の銃口が火を吹いた。狙いたがわず、弾は少年の頭をかすめ、犯人の肩に食い込んだ。犯人は泥沼の中に転倒した。ハリーは近づくパトカーのサイレンをよそに、胸のポケットから警察のバッジを取り出して水中に投げ捨てると、ゆっくり歩き出した。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2018年7月下旬特別号

巻頭特集 キネマ旬報創刊100年特別企画 第1弾 1970年代外国映画ベスト・テン:ベスト19グラビア解説

2011年7月上旬号

第二回 午前十時の映画祭:「ダーティハリー」「フレンチ・コネクション」

2024/01/23

2024/01/28

88点

映画館/愛知県/名古屋 ミッドランドスクエアシネマ 
字幕


あー面白かった

当たり前のことだけど、ハリー・キャラハンのようなコンプライアンス無視、上司の命令無視の捜査が許されるわけがない。でも当時彼が大いにウケたのは、現実社会が凶悪犯罪多発の激ヤバ社会であり、なんでもいいから悪い奴らを捕まえてくれよという庶民の切なる願いがあったから? それに加えて、悪い奴らなんだから人権無視されても自業自得ですわなという罪も人も憎む思考があったから? てことかしらん。その通りだとしたら、まあ、あんまり良い社会とは言えないですね。
とは言いながら、スカッとするとか、溜飲が下がるとか、観終わった後そんな気持ちなってしまう自分がちょっとだけ恥ずかしい。
あー面白かった。

2023/12/22

2023/12/22

80点

選択しない 


クリント・イーストウッドの当たり役

マカロニウエスタンで名を売ったC・イーストウッドが本国のアメリカでその人気を決定づけた作品。反体制的な佇まいが良い。敵役のアンディ・ロビンソンがまた良くて完璧な悪役。幼稚園バスのハイジャックなんてどうかしてる。ラストの賭けのような展開もまた見応え充分。ドン・シーゲルの快作。

2023/11/13

2023/11/13

75点

購入/DVD 
字幕


サンフランシスコ警察殺人課。法の力の限界を見限った刑事。正義の前に立ちはだかる法律?やるせなさに警官のバッジを放り投げるラストシーン。やはりこの映画は、ハリー・キャラハンはここで完結するべきだった。

2023/10/25

2023/10/25

65点

テレビ/有料放送/WOWOW 
字幕


それなりだと思う。

2023/09/17

2023/09/17

80点

テレビ/有料放送/WOWOW 
字幕


また観た

これを観ると初めて劇場で観た時の興奮と感動を思い出す。クリント・イーストウッドがとにかく格好いい。

2023/07/10

2023/07/12

75点

テレビ/無料放送/テレビ東京 
吹替


今まで敬遠していたウエスタンを続けて見て意外と面白かったので、試しにこの作品も見てみたが、クリント・イーストウッドがスーツ姿のはみ出し刑事役という設定になっただけで、悪者と対決するというテイストはウエスタンのままだった。シリーズ化された理由が分かった。吹き替えは山田康雄さん、どうしてもルパンっぽく聞こえてしまった。監督は「真昼の死闘」のドン・シーゲル。音楽は『燃えよドラゴン』や『スパイ大作戦』のラロ・シフリン、さすがだった。