シング・ストリート 未来へのうた

しんぐすとりーとみらいへのうた|SING STREET|SING STREET

シング・ストリート 未来へのうた

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レビューの数

178

平均評点

81.9(1456人)

観たひと

1969

観たいひと

306

(C) 2015 Cosmo Films Limited. All Rights Reserved

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ミュージカル / ドラマ
製作国 アイルランド=イギリス=アメリカ
製作年 2016
公開年月日 2016/7/9
上映時間 106分
製作会社
配給 ギャガ(提供 ギャガ=カルチュア・パブリッシャーズ)
レイティング PG-12
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声 5.1ch

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「はじまりのうた」のジョン・カーニー監督による1980年代のダブリンが舞台の半自伝的青春音楽映画。14歳のコナーは街で見かけて一目惚れしたラフィナに、自分のバンドのPVに出ないかと口走ってしまう。彼は慌ててバンドを組み、猛特訓を開始する。コナー役は映画初出演のフェルディア・ウォルシュ=ピーロ。他に、「シャドー・ダンサー」のエイダン・ギレン、「ナッシング・パーソナル」のマリア・ドイル・ケネディ、「トランスフォーマー ロストエイジ」のジャック・レイナー、「ミス・ポター」のルーシー・ボイントンが出演。主題歌はマルーン5のアダム・レヴィーン。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

1985年、ダブリン。折しもの大不況により父親が失業し、14歳のコナー(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ)は荒れた公立校に転校させられる。家では両親のけんかが絶えず、音楽狂いの兄と一緒に、隣国ロンドンのMVをテレビで見ている時だけが幸せだった。ある日、街でラフィナ(ルーシー・ボイントン)を見かけたコナーはその大人びた美しさに一目で心を打ちぬかれ、「僕のバンドのPVに出ない?」と口走ってしまう。コナーは慌ててバンドを組み、無謀にもロンドンの音楽シーンを驚愕させるPVを製作すると決意する。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2016年8月上旬号

REVIEW 日本映画&外国映画 公開作20作品、60本の批評:「シング・ストリート」

2016年7月下旬号

キネマ旬報が選ぶ みんなが観たい、いい映画55:「シン・ゴジラ」 「怒り」 「ハドソン川の奇跡」 「オーバー・フェンス」 「永い言い訳」 「ダゲレオタイプの女」 「淵に立つ」 「湯を沸かすほどの熱い愛」 「SCOOP!」 「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」 「スーサイド・スクワッド」 「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」 「Silence」 「ぼくのおじさん」 「イレブン・ミニッツ」 「ゴーストバスターズ」 「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」 「ジェイソン・ボーン」 「溺れるナイフ」 「シング・ストリート 未来へのうた」

UPCOMING 新作紹介:「シング・ストリート 未来へのうた」

2024/01/28

2024/01/28

60点

テレビ/無料放送/BS松竹東急 
字幕


ダブリンを発つ

1980年代、既に年季の入った街には近代を最速で駆け抜けたイギリスの傍系といったアイルランドとその主要都市ダブリンの悲哀もみている。そこにある信仰は、例えばシングストリート高校の厳格な校則としても現れているのかもしれないし、その高校を指導するバクスター(ドン・ウィチャリー)の教義にも示されているものでもあるのだろう。神が授けたものとしての人間が定義されたとき、神がいかなるありようをしているのかについての解釈によって、人間のなす未来は定められてくる。
街のから離れ、その先には海が見えている。イングランドも、アメリカもフランスもその先にあり、そちらからアイルランドに向かって文化がやってくる。コナー(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ)の一家にもそれは訪れており、コナーの兄ブレンダン(ジャック・レイナー)は音楽文化を通して、その先に耳をそばだてている。
ブレンダンは、ダブリンと家族の悲劇からレコード世界へと逃れ、ロックに逃避する。ロックでなくても、そこにポップスはあり、デュラン・デュラン、a-ha、ジェネシス、デヴィッド・ボウイ、ヴィレッジ・ピープルなど音楽シーンがそこには展開している。コナーの方も未来派を標榜し、シングストリート校の価値感を超えて自らの行く先を定めようとしている。オカマ、ホモ、喫煙、暴力などもろもろの中傷と誘惑のなかで、彼は、楽器の名手エイモン(マーク・マッケンナ)やごく少数派の黒人ンギグ(パーシー・チャンブルカ)とバンドを開始する。
コナーのバンドの動機には、シンプルに女性があり、したがって彼はその女性と海に向かって飛び込み、航海に出る。女性はラフィーナ(ルーシー・ボイントン)で彼女は彼女なりの「複雑な」事情を抱えており、その複雑さこそがバンド音楽によって奏でられるポップスに共鳴する。彼女はひとことでその複雑さと両義性を「悲しみの喜び」を表現している。バンドは80年代においてビジュアル的にあらねばならない。ミュージックビデオを撮影、制作し、デモテープに加えて頒布する。またビジュアルは、メイクによって装飾的に、表層的に彩られていく。いじめっ子のバリー(イアン・ケニー)をローディーとして加入させ、巻き込んでいくことによって、コニーらの活動は広がりとうねりをみせ始める。搾取から絞られるようにして抜け、校長と学校と信仰へのプロテストとしての未来が志向されていく。

2024/01/10

2024/01/10

80点

その他/TSUTAYA DISCAS 
字幕


ダブリンからロンドンへ

ジョン・カーニー監督作品は、「ONCE ダブリンの街角で」(2006)と「はじまりのうた」(2013)を見ているがどちらもミュージシャンを目指す映画。
監督自身が一時ロックバンドを結成していたように、映画より心はロックの方の思いが強いのでしょう。
本映画は高校生のコナー(フェルディア・ウォルシュ・ピーロ)が家計の都合で転校させられた高校で気の合った仲間とロックグループを結成する。その名は、高校の名前(シング・ストリート)にちなみシング(歌う)・ストリートと名付ける。仲間で歌詞・作曲を行い高校のギグ(gig)で即興の演奏。
一歳年上の彼女ラフィナ(ルーシー・ボイントン)と一旗揚げにロンドンへ向かう。
コナーはダメ両親よりも、尊敬する兄貴の存在で助けられる。
ビートルズもそうだったが、イギリス・アイルランドでは若者のミュージックセンスが高く生まれる土壌があるのでしょうか。
いい映画でした。

2022/07/14

2022/07/14

76点

購入/ブルーレイ 
字幕


それほどでもない

青春謳歌としてさらに言えば旅立ちの歌を謳いあげての海の波。

2016/12/14

2022/03/23

-点

映画館/千葉県/キネマ旬報シアター(旧TKPシアター柏) 


前評判が良いような気がして見てみたけど、私がもっと若かったら良かったのかも。

2021/09/19

70点

選択しない 


予想よりもダサ可愛くて良かった😳

しかし明日には忘れてしまいそうだわ😳

2021/06/07

2021/06/07

80点

選択しない 


アイルランドのイケてない高校生がバンドを始める。きっかけは、一目惚れした女の子の気を引くため。

ギターの眼鏡をかけたエイモン。彼が終始良い味出してくる。兄貴もいいヤツだ。
いじめっ子のバリーも最後には良い仲間になる。
音楽もとても良い!

少年から大人に変わる過程を甘酸っぱく描写していて、色々な感情が混ざり合う良作!