終わった人

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終わった人

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レビューの数

47

平均評点

64.0(250人)

観たひと

346

観たいひと

36

(C)2018「終わった人」製作委員会

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル コメディ / ヒューマン / ドラマ
製作国 日本
製作年 2018
公開年月日 2018/6/9
上映時間 125分
製作会社 「終わった人」製作委員会(東映=東北新社=東映ビデオ=木下グループ=セントラル・アーツ=石原プロモーション=朝日新聞社=電通=ユニバーサル ミュージック=講談社=イオンエンターテイメント=セレモニー=岩手日報社=IBC岩手放送=テレビ岩手=岩手めんこいテレビ=岩手朝日テレビ)(製作プロダクション:セントラル・アーツ)
配給 東映
レイティング 一般映画
カラー カラー
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督中田秀夫 
脚本根本ノンジ 
原作内館牧子
(『終わった人』(講談社文庫))
撮影斉藤幸一 
美術三ツ松けいこ 
音楽海田庄吾 
録音室薗剛 
照明豊見山明長 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演舘ひろし 田代壮介
黒木瞳 田代千草
広末涼子 浜田久里
臼田あさ美 山崎道子
田口トモロヲ 青山俊彦
今井翼 鈴木直人
ベンガル 工藤元一
清水ミチコ 山下正美
温水洋一 山下良夫
高畑淳子 桜田美雪
岩崎加根子 田代ミネ
渡辺哲 川上喜太郎
笹野高史 二宮勇

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

内館牧子原作、舘ひろし主演で「リング」の中田秀夫監督が手がけたコメディー。定年を迎え、一日中、何もすることがない田代壮介。家に居場所もなく、職探しをしたりジムに通ったりするも全く上手くいかない日々。そんなある日、彼に思わぬ人生の転機が訪れる。共演は「嘘を愛する女」の黒木瞳、「ミックス。」の広末涼子、「南瓜とマヨネーズ」の臼田あさ美、「探偵はBARにいる3」の田口トモロヲ。撮影を「64 ロクヨン」の斉藤幸一、音楽を「ビジランテ」の海田庄吾が担当する。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

大手銀行の出世コースから外れ、子会社に出向させられたまま定年を迎えた田代壮介(舘ひろし)。趣味や夢もなくこれまで仕事一筋だった彼は、朝起きてから夜寝るまで何もすることがなく、途方に暮れる毎日を過ごしていた。このまま老け込むのはマズイと感じ、スポーツジムで身体を鍛えたり、図書館で時間を潰そうとするが、よく見ると周りにいるのは“終わった”ように見えてしまう老人ばかり。美容師として忙しく働く妻・千草(黒木瞳)には、ついグチをこぼし次第に距離を置かれてしまう。その後、職業安定所で職探しを始める壮介だったが、高学歴と立派な職歴が邪魔をして思うように仕事が見つからない。妻や娘からは「恋でもしたら」とからかわれる始末。そんななか、大学院で文学を学ぼうと思い立った壮介が、勉強のために訪れたカルチャースクールで出逢った女性と恋の予感が……。さらに、スポーツジムで知り合った新興のIT企業社長との出会いによって、壮介の運命の歯車が回り出す……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2018年7月上旬号

REVIEW 日本映画&外国映画:「終わった人」

2018年6月下旬号

「終わった人」:インタビュー 中田秀夫[監督]

UPCOMING 新作紹介:「終わった人」

2018年4月上旬号

「終わった人」現場レポート:

2024/05/09

2024/05/09

30点

テレビ/有料放送/WOWOW 


イライラする

ネタバレ

仕事人間の定年後のお話。ありそうなエピソードはまぁ笑えるんだけど、胸糞な展開は観ていてイライラムカムカ。
だいたい定年後に30才も年下の女性にときめいてあわよくばなんとかしたいとか、そんな人今まで浮気もせず仕事一筋とか説得力ないな。んでキモい。
卒婚ってなんなん。その言葉使いたかっただけ?
離れたらいい距離感になって、2ヵ月に一回会いに来るとか、そんなことある~~?
若社長が死んじゃったり、童話作家諦めろって言ったり、終わったのは主人公じゃなくて関わった周りの若者だったなんて笑えない。

2022/11/18

2022/11/25

55点

選択しない 

東大卒で定年までハイキャリア、でも定年でプツッと終わり、どうしていいか分からない。見ていてくるものがあった。仕事もまだまだできるし才能もあり人望も厚いのに、なかなかにやるせない。家族、特に奥さんとのやりとりもリアルで、そして奥さんの言い分が最もで、奥さんの苦労も痛いぐらい伝わってきて、やるせない。最後に元鞘にもどる終わり方が、この話を柔らかくしてくれた。

2022/10/30

2022/11/10

60点

選択しない 


終わってないじゃん

ネタバレ

 本作同様やはり定年退職を迎えた男のそれからを描いた「体操しようよ」というのもあった(本作と同年の公開でこちらは草刈正雄が主演)。立て続けに似たような映画が作られているけど、定年後の燃え尽き症候群的サラリーマンをテーマにするというのも、21世紀の今や古臭く感じられてしょうがない。
これは終身雇用制度が揺るがなかった昭和世代のオハナシであろう。今や60そこそこで燃え尽きてしまう人もいまい。燃え尽きてしまったら年寄りは生きていけない時代。年金もたんまりもらえた昭和のサラリーマン戦士のぼやき話を今更持ち出されてもしらけるだけ。
 本作に入り込めなかったのもそんな理由からだけど、登場人物、特に主人公夫婦に感情移入がまったくできなかったのも大きい。いくら出世コースを外したからといって出向先で専務にまでなった東大卒のエリート崩れなんかに誰が共感できよう。しかも演ずるのはスタイル抜群の舘ひろしだ。イヤミでしかない。
 でもこの舘ひろしのダメっぷりが可愛かったのでこちらはまだ許せる。許せないのは妻役の黒木瞳の方だ。いや彼女が悪いのではなくて彼女の描き方が雑過ぎる。退職した夫をご馳走で迎えるような良妻かと思ったら急に冷たくなる(そういうふうにしか見えない)。
 挙句は夫を「身勝手な人」「同じ空気を吸いたくない」とまで言う。でもそんなヒドイ夫には描かれてはいないのだ。だから彼女の怒りもどこからくるのかが見えない。つまり変な女にしか映らない。原作はともかく脚本や演出がダメにしているとしか思えない。
 そんな中唯一の救いは広末涼子のコメディエンヌぶりだろうか。彼女がニヤケ顔て胸を膨らませ(ついでに下半身も膨らませ)た舘を寸止めにするシーンは痛快だった。舘は下半身だけは終わっていなかったわけだ。

2022/11/03

2022/11/03

70点

テレビ/無料放送/その他 


サラリーマン現役時代に内館牧子氏の原作を読んで我が事かと慄然とした覚えのある本作。
それ以来「散る桜残る桜も散る桜」は座右の銘になったが、幸いに今は趣味の映画鑑賞に忙しく自由であることを満喫してます。
不完全燃焼の東大卒一流銀行員が主人公だけにカッコ良すぎる舘ひろしが心配だったがぴったりの配役。何より背広がよく似合う。
作品は故郷盛岡の仲間たち、震災のエピソードも盛り込んで作品に深み。
ただ一番の問題の9000万円の負債が映画では未解決のままでモヤモヤ。これでは終われない。

2022/06/02

2022/06/03

30点

レンタル/千葉県 


何が終わったって?

本作にはもう少し為になるか笑えるか微かに期待したのだが、ただ2時間超は長すぎる。
笑えたのは冒頭定年退職の主人公を送る後輩同僚の言葉が、葬式で死者を贈る言葉と変わらないブラックさ。
為になったのはうかつにベンチャー企業の代表役員になるリスクの教訓くらいか。
戻れる故郷のある人間ばかりではないし、いつまでも夫婦の関係だって同じじゃないのは当たり前。
卒婚なんてわけのわからない言葉をありがたく思うのは気休めにすぎない。
主人公の舘ひろしみたいな金融マンは見たことのないリアル感のなさ。彼のファッションショーを見るのも飽きる。
邦画ってこんなレベルでいいのだろうか?

2020/05/24

2020/05/24

77点

テレビ/有料放送/WOWOW 


もっと酷い話しかと思った。

2年前の映画。黒木瞳も今年60歳、舘ひろしは70歳さんですね。終わった人なんていうから、もっと酷い話しかと思ったら、定年後とりあえず3日目まで。それ以降は、ジムで知り合ったIT社長から顧問を依頼され、そして社長に。妻の黒木瞳は、なんか奥さんになるとこんな感じの人かなぁと、ちょっと怖いですね。まぁ、最後はなんとなく丸く収まってよかったのかなぁと。だけど9千万円の借金はどうするんだろう?