パピヨン(2017)

ぱぴよん|PAPILLON|PAPILLON

パピヨン(2017)

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レビューの数

52

平均評点

73.6(332人)

観たひと

450

観たいひと

36

(C) 2017 Papillon Movie Finance LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル サスペンス・ミステリー / ドラマ
製作国 アメリカ=セルビア=モンテネグロ=マルタ
製作年 2017
公開年月日 2019/6/21
上映時間 133分
製作会社
配給 トランスフォーマー
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット デジタル
メディアタイプ ビデオ 他
音声 5.1ch

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

スティーブ・マックイーン主演による「パピヨン(1973)」をリメイク。無実の罪で終身刑を言い渡され、周囲を海に囲まれた孤島に送り込まれたパピヨン。自由を求め何度も脱獄を試みる彼は、志を同じくする紙幣偽造の天才ドガと出会い、奇妙な友情で結ばれてゆく。出演は「キング・アーサー」のチャーリー・ハナム、「ボヘミアン・ラプソディ」のラミ・マレック、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」のトミー・フラナガン、「ブリッジ・オブ・スパイ」のイヴ・ヒューソン。監督は、第31回東京国際映画祭コンペティション部門出品の『氷の季節』で審査委員特別賞と最優秀男優賞を受賞したデンマークの新鋭マイケル・ノアー。本作は、アンリ・シャリエールの壮絶な実体験を基にした自伝小説と、ダルトン・トランボによるオリジナル脚本の両方をベースに「プリズナーズ」のアーロン・グジコウスキが脚本を執筆、73年版にはなかったパリでのエピソードも追加されている。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

1931年、パリ。胸に蝶の刺青を入れていることから“パピヨン”と呼ばれていた男(チャーリー・ハナム)は金庫破りの天才だったが、ある日、身に覚えのない殺人の罪を着せられ、終身刑の判決を受けてしまう。送り込まれた先は周囲を海に囲まれ、脱出不可能な場所として知られる孤島、フランス領ギアナのデビルズ島。そこでは過酷な強制労働が科せられ、横暴な看守たちによって囚人たちは人権をはく奪され、ゴミのように扱われていた。そんななか、パピヨンは自由と希望を求めて脱獄を決意。だがそのためには、ボートや食料を入手するための多額の資金が必要だった。パピヨンは偽造紙幣で逮捕された男ルイ・ドガ(ラミ・マレック)に目をつけ、彼の身を守る事と引き換えに逃亡費用を稼ごうとするが……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2019年7月上旬号

「パピヨン」:随想

「パピヨン」:作品評

UPCOMING 新作紹介:「パピヨン」

2024/03/25

2024/03/25

73点

VOD/U-NEXT 

・リメイクではあるが、元作品を知らないし、原作も知らず、実話であったことも知りませんでした 刑務所脱獄物として、十分に楽しめる作品
・最近見た「プリズンブレーク」のように脱獄ギミックに凝ったものではなく、脱獄を考える日々と独房の2+5年間の気の遠くなる期間の繰り返し、主人公二人の奇妙な友情と、パピヨンの折れない心を丁寧に描いている 十分に楽しめる作品になっていた
・2度ある脱走シーンのスリル、1度目の行き当たりばったりな脱走は予想通りの結果に、2度目は映画上映会の裏でのスリリングな作戦と決行、コロンビアまで脱走でき成功できたと思ったらシスターに通報され5年の独房から悪魔島に ベタではあるが強烈な展開

・実話はもっと数奇な脱獄で4度以上行われているよう、パピヨンことアンリ・シャリエールの生きる執念がすごい
 

2023/02/09

2023/02/09

75点

テレビ/有料放送/スターチャンネル 


リメイクと言うが

映画の紹介にはリメイクと書いてあったが、ほとんど別物。
「なぜ捕まった?」から、監獄での生活、偽造債権で捕まった男との友情、最初の脱獄での2年の独房入り。二回目の脱獄での5年の独房と孤島への島流し。最後のところが前作パピヨンとの共通点のようなもの(うろ覚えではあるが)。但し、長さはまるで違う。
どちらも面白いので甲乙付けがたい。

2019/08/03

2023/01/20

75点

映画館/群馬県/シネマテーク高崎 
字幕


あの時代に…

自由を求める信念の強さを思うと、それがどれだけ強力なものなのかがわかる。
封建的で
抑圧的で
権威主義がまかり通り
犯罪者に冷酷

どれだけむごい仕打ちを受けても屈することなく
どこまでも自由を求めた主人公の凄さ…

時代の流れが彼に伝染したわけじゃなかろうし
彼の信念が時代に伝播したわけでもなかろう。
でも
民族自決という言葉が出てきた時代でもあり
戦後、公民権運動も女性解放運動も巻き起こった。
人が、ルールの中でより自由に平等にという欲求は
彼のような思いを抱く人が生まれ始めていた。
そういう時代の潮流があったのかもしれないなと…

思い過ごしだろうか…

2022/10/11

2022/10/12

67点

テレビ/無料放送/テレビ東京 


自由こそわが宿命

1973年製作のパピヨンのリメイク。
前作と異なりパピヨンがパリで金庫破りの名手で、ギャングのボスに依頼されて盗んだダイヤモンドから一部抜き出して恋人にプレゼントしたことがばれて殺人の罪をかぶせられ終身犯となり恋人と別れるエピソードと大洋を逃げおおせてベネズエイラ国民になった主人公がパリに戻って自伝の執筆を頼むシーンの追加が本作の原作により忠実になった違いだろうか。
ただ本作もアンリシャリエールの自伝と1973年版のDトランボ脚本をベースに脚本化しているので設定や基本的な物語は変わらない。
それでもパピヨンの強靭な不屈の魂を演じたマックイーンの姿が瞼に焼き付いているため、本作の主役もまるでマックイーンの面影を見ているようで不思議だった。
また1973年版ではJゴールドスミスのテーマ曲も印象深いためより印象深く、本作をより事実に照らした作品として構成させようとする意図は伝わるのだが、どうしても1973年版を超える感動はなかった。
それでも前作をリスペクトして誠実に製作した努力の跡は伝わる作品だった。

2022/10/07

2022/10/07

60点

テレビ/無料放送/テレビ東京 
吹替


地上波でかなりカットされているようなので正しい判断が出来ていないかもしれないが、どうしてもS・マックイーン、D・ホフマンのオリジナルと比較すると見劣りしてしまう。
実話に基づいているので、ストーリーに新味を出すのは難しいかもしれないが、それにしてもあまりに淡々と話が進むだけでパビヨンの脱獄への執念など、登場人物の心情表現が淡泊で引き込まれない。R・マレックが「ボヘラプ」でブレイクしたことでそれ以前の作品を公開することにしたというところか。

2022/02/13

2022/02/13

80点

選択しない 
字幕

何か見たことがあるなぁと思ったが、調べたらどうやらずっと昔に1973年版のパピヨンを見たようだ。
ボヘミアンラプソディで爆発的な著名人になったラミマレック、ボヘミアンラプソディ直前にもこんなに良い作品に出ていてバチバチに演技力光ってる。
これ、実話なのか。。最後に出てくる刺青姿の本人写真の印象深さ。