照井七菜(広瀬アリス)が地方の財閥の御曹司と結婚するという。結婚式に招待するも、秘書仲間は冷たく拒否するが、先輩の望月千代(木村文乃)だけは来てくれた。当日新郎の牧場が火事になり、新郎九十九二郎(濱田岳)も行方不明に。
父親の九十九道山(笑福亭鶴瓶)は次郎が保険金目当てに放火したのだと冷たく言い放つ。
ラーメン屋を営む長男航一(玉木宏)をはじめ九十九家の弁護士九十九美都子(吉瀬美智子)などは比較的やさしく見えるが、あとは有象無象の怪しい奴ばかり。
実は父親はリゾート開発を計画しており、知事や代議士を巻き込んでの大陰謀が図られている。
テレビでは見たこと無いが、六人の女性秘書たちはそれぞれ特技を持っており、腕力も強い。七人というのは秘書たちの行きつけのラーメン店“萬”の店主江口洋介をいれてなんだろうな。女性だけだと六人にしかならない。
秘書グループ、九十九財閥側も個性豊かな面々がそろっていてそこそこ楽しめる。ただ玉木宏の扱いが一寸もったいない。一見善人、実は悪人、でも善人という訳の分からない性格付け。
岸部一徳が悪徳代議士の役で一寸だけ出てくるが、これはテレビの物語を引き継いでいるようだ。テレビを見ていた人には事情が分かっていて面白いが、初めて見る人は戸惑うかも。ラストの釣瓶と二人で笑うシーンは以前のテレビ放送での結末を連想させる。