吹越満
|Mitsuru Fukikoshi| (出演)
基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる
本名 |
- |
出身地 |
青森県上北郡東北町 |
生年月日 |
1965/02/17 |
没年月日 |
- |
略歴▼ もっと見る▲ 閉じる
青森県上北郡東北町の生まれ。県立野辺地高校卒業後の1984年、劇団“WAHAHA本舗”に入団。99年に退団するまで、同劇団の中心的存在として活躍する。89年より現在まで続く『フキコシ・ソロ・アクト・ライブ』と題するパフォーマンス公演では、芝居の要素を取り入れた独自の笑いの世界で好評を得る。90年の市川準監督「つぐみ」で映像分野に進出。牧瀬里穂演じるヒロイン・つぐみに屈折した愛情を抱く不良青年をナイーヴに演じた。96年のサトウトシキ監督「LUNATIC」では厄介な嫉妬心に駆られるバイセクシャルの麻薬密売人を、金子修介監督「ガメラ2・レギオン襲来」96では自分なりの長所を活かして宇宙怪獣・レギオンに立ち向かうNTT北海道の技術者を好演。その後も、血気盛んな若侍をハイテンションに演じた中野裕之監督「SF/サムライ・フィクション」98、女子高生の奇妙な援助交際相手に扮する庵野秀明監督「ラブ&ポップ」98、人付き合いの苦手な主人公の幼なじみで妹思いの武士に扮した山田洋次監督「たそがれ清兵衛」02、被害者遺族の胸中を静かに代弁する生野慈朗監督「手紙」06など、一筋縄ではいかない役柄で存在感を発揮する。長篇初主演作となった園子温監督「冷たい熱帯魚」11は、「愛のむきだし」「ちゃんと伝える」09に続く園との3作目のタッグで、ふとしたきっかけで破滅へと転がり落ちる平凡な男の凄惨な運命に、どこかおかしみを漂わせつつリアルに肉迫し、俳優・吹越の集大成となった。舞台も前記のソロ公演のほか、『Right Eye』98、『ニンゲン御破算』03、『農業少女』10など精力的に活動。テレビドラマの出演作には、フジテレビ『殴る女』98、TBS『ランデヴー』98、日本テレビ『隣人は静かに笑う』99、『ストレートニュース』00、『共犯者』03、『デカワンコ』11、NHK『どんど晴れ』07、テレビ朝日『警視庁捜査一課9係』06~、『黒い太陽』06、『同窓会/ラブ・アゲイン症候群』10など多数がある。
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