高田聖子

|Takada Shoko| (出演/音楽)

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本名
出身地 奈良県生駒郡斑鳩町
生年月日 1967/7/2
没年月日

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奈良県生駒郡斑鳩町の生まれ。大阪芸術大学在学中に、劇団☆新感線に入団。1987年、『阿修羅城の瞳』で初舞台を踏む。以後、若くて可愛くて笑いもできて歌も歌える女優として活躍。『スサノオ・神の剣の物語』89では古田新太演じるスサノオと闘う男勝りの少女・タケルを演じて注目され、羽野晶紀とともに同劇団のW看板女優となっていく。『髑髏城の七人』90では、江戸城の秘密を握っている地図作りの娘・ぺてんの沙霧役。中島かずきの描くシリアスな物語の時はボーイッシュな役を担わされ、いのうえひでのりが主体となる“おポンチ系”と言われる笑いがメインの芝居の時には思いきり笑わせる。97年から始まったいのうえひでのり作・演出『直撃!ドラゴンロック・轟天』シリーズでは、70年代のB級映画を彷彿とさせるキャラクターを次々と開発。振り切りのいい演技で小劇場界の人気者となる。『髑髏城の七人・アオドクロ』04では自身の当たり役・沙霧ではなく、花魁・極楽太夫を演じることで新たな面を見せた。95年からは“月影十番勝負”という自身の演劇ユニットを結成。2006年の第十番公演まで新感線の世界とはまた違う演劇にトライし、2008年からは新たなユニット“月影番外地”を立ち上げた。野田秀樹、長塚圭史、本谷有希子などの作品への客演も多数ある。映像ジャンルへの進出は、97年の三原光尋監督「燃えよピンポン」から。卓球勝負で会社の御曹司の恋人の座を射止めようとするふたりのOLの姿を描くコメディで、演劇で鍛えた過剰なくらいの劇的リアルな身体性が活かされていた。以降、映画出演はあまり多くないが、テレビドラマではNHK連続テレビ小説『やんちゃくれ』98でヒロインの姉役に抜擢。講談師になっていく役の歯切れのいい芝居で、全国区の人気を得る。99年のフジテレビ『OUT/妻たちの犯罪』では派手好きで仲間内をかき回すパート主婦役を好演。同局『ナースのお仕事3』00でもコミカルな看護師役で色を添えたほか、テレビ東京『ハッピー』99・00、日本テレビ『ビューティ7』01、『ナースマン』02、テレビ朝日『オヤジ探偵』01・02、『OL銭道』03、NHK『芋たこなんきん』06、『火の魚』10、フジテレビ『私たちの教科書』07、『不毛地帯』09など多数に出演している。

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