津嘉山正種

|Masane Tsukayama| (出演/朗読)

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本名
出身地 沖縄県那覇市
生年月日 1944/02/06
没年月日

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沖縄県那覇市の生まれ。県立那覇商業高校を卒業後、琉球放送に勤務しながら地元の劇団創造に所属して演技経験を積む。1964年に上京。劇団青年座に研究生として入り、舞台を中心に本格的に俳優として活動を始める。80年の蜷川幸雄演出『NINAGAWAマクベス』で評判を高め、87年のロンドン公演では平幹二朗に代わってマクベスを演じ、凱旋公演でも再び主演して青年座の中心俳優として不動の地位を築いた。映画は浦山桐郎監督「太陽の子・てだのふあ」80、今井正監督「ひめゆりの塔」82など故郷の沖縄を題材にした作品に多く出演。ドキュメンタリーと舞台劇を融合させた「アウシュビッツ愛の奇跡・コルベ神父の生涯」81では、初主演をつとめた。山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズにたびたびゲスト出演するほか、熊井啓監督「海と毒薬」86、「ひかりごけ」92、市川崑監督「どら平太」00など、巨匠の力作に色を添える。また、低音響く美声を活かして、声優としても早くから活動。外国映画の吹き替えや「ジャングル大帝」97、「クレヨンしんちゃん・嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」01などの劇場用アニメーション、NHK-FMの深夜ラジオ『クロスオーバーイレブン』82~02のパーソナリティでも知られる。テレビドラマも、90年代以降のNHK大河ドラマに常連のように出演を重ねるほか、フジテレビ『正義は勝つ』95、『ロングバケーション』96、『救命病棟24時』01、『人間の証明』04、TBS『真夜中の雨』02などの民放ドラマでも好助演を続ける。近年は、ドラマからスタートした人気シリーズ「踊る大捜査線 THE MOVIE」98・10の警察高官役でもおなじみ。病気療養のためにたびたび休業を繰り返しているが、その都度復帰し、舞台を中心に幅広い活躍を続けている。

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1997年8月下旬上半期決算号

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