田中美佐子

|Tanaka Misako| (出演)

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本名
出身地 島根県知夫郡(現・隠岐郡)西ノ島町
生年月日 1959/11/11
没年月日

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島根県知夫郡(現・隠岐郡)西ノ島町の生まれ。父の転勤に伴い島根県内を転々としたのち、高校卒業後に上京。東洋女子短期大学在学中に劇団ひまわりに入団して、短大卒業後の1981年、TBSの緑山私塾から連続ドラマ『想い出づくり。』で女優デビューする。当初の芸名は“田中美佐”。翌82年の藤田敏八監督「ダイアモンドは傷つかない」で映画初主演。妻と愛人のある中年予備校講師(山崎努)と不倫の恋をする女子大生を鮮烈に演じ、日本アカデミー賞新人賞を受賞する。田中登監督「丑三つの村」83では、閉鎖的な村を憎んで大虐殺に及ぶ青年(古尾谷雅人)が唯一心を許す幼なじみ・やすよ役を好演し、ヨコハマ映画祭助演女優賞に輝く。その後は新藤兼人監督「地平線」84、森川時久監督「きみが輝くとき」85などに助演。篠田正浩監督「鑓の権三」86の、武芸と茶道に秀でた主人公(郷ひろみ)を慕う武家の娘・お雪役や、原隆仁監督「べっぴんの町」89での、柴田恭兵演じるモグリの探偵と惹かれあうホステス役で精彩を見せる。93年には萩本欽一プロデュース「欽ちゃんのシネマジャック」の一篇で、萩本自ら監督した「港」で渡哲也と共演。萩庭貞明監督「とられてたまるか!?」94では、我が家を泥棒から守るべく奮闘する武田鉄矢の妻をコミカルに演じた。映画出演は全体にそう多くないが、テレビドラマはデビューから一貫してコンスタントに作品を重ね、NHK『徳川家康』83、『おしん』84、『天地人』09、『君たちに明日はない』10、TBS『お坊ちゃまにはわかるまい!』86、『予備校ブギ』『都会の森』90、『眠れない夜を数えて』『十年愛』92、『セカンド・チャンス』95、『智子と知子』97、『ランデヴー』98、『ブラザー☆ビート』05、『生まれる。』11、フジテレビ『愛の嵐』86、『ハートに火をつけて!』89、『結婚の理想と現実』91、『しあわせの決断』92、『Age,35/恋しくて』96、『OUT/妻たちの犯罪』99、『ショカツ』00、日本テレビ『禁断の果実』94、『リミット・もしも、わが子が…』00、『14才の母・愛するために生まれてきた』06、『アイシテル・海容』09など、明るい役からクールな役まで幅広くこなす。95年にお笑い芸人の深沢邦之と結婚、2002年に女児を出産した。

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