池上季実子
|Ikegami Kimiko| (出演)
基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる
本名 |
臼井季実子 |
出身地 |
ニューヨーク市マンハッタンの生まれ |
生年月日 |
1959年1月16日 |
没年月日 |
- |
略歴▼ もっと見る▲ 閉じる
商社マンだった父の仕事の関係で、アメリカ・ニューヨーク市マンハッタンで生まれる。本名・臼井季実子。母方の祖母は歌舞伎俳優の八代目坂東三津五郎、十代目の現・坂東三津五郎(五代目坂東八十助)は従兄にあたる。1962 年、3歳のときに日本に帰国し、74 年、NHK のスタジオ見学に行った折りスカウトされ、同局の少年ドラマシリーズ『幻のペンフレンド』にヒロインの友達役でテレビ初出演。同年秋には東京12 チャンネル(現・テレビ東京)の『愛と誠』でヒロイン・早乙女愛役に抜擢され一気に知名度が上がる。75 年、市村泰一監督「はだしの青春」に、森田健作演じる主人公の教師にボクシングで兄を殺された少女の役で映画初出演。77 年、大林宣彦監督のファンタジックホラー「HOUSE /ハウス」に快活な女子中学生“ オシャレ” 役で初主演、貴重なヌードも披露した。翌78 年、倉本聰脚本、降旗康男監督「冬の華」では、主役の高倉健が獄中から匿名で養育費を送り続ける女子高校生を好演。育ちのよさを感じさせる上品な清純派から演技力のある女優へと脱皮をはかり、79 年には長谷川和彦監督「太陽を盗んだ男」で、原爆犯人・沢田研二に呼びかける人気ラジオ番組のDJ“ ゼロ” 役を軽やかに演じた。83 年の五社英雄監督「陽暉楼」では女郎の浅野温子と激しく対立する芸妓を演じ、日本アカデミー賞主演女優賞を獲得。深作欣二監督「華の乱」88 では有島武郎(松田優作)と情死を遂げる波多野秋子を熱演し、同・助演女優賞を受賞した。テレビはNHK『草燃える』79、『おんな太閤記』81、日本テレビ『熱中時代』78、TBS『四季・奈津子』80、『男女7人夏物語』86、フジテレビ『ラジオびんびん物語』87、『ジュニア・愛の関係』92、テレビ朝日『遠山の金さん』シリーズなど多数レギュラー出演。近年は2時間ドラマでの活躍が目立つほか、旅番組等のバラエティにも時折顔を見せている。舞台は芸術座の山崎豊子原作『女系家族』80 で初舞台。以降、座長公演を含む多数に出演している。 (田中・編集部)[主な作品]75:はだしの青春,おれの行く道 76:あにいもうと,喜劇・百点満点,恋の空中ぶらんこ 77:恋人岬,HOUSE /ハウス 78:冬の華 79:日蓮,太陽を盗んだ男 83:陽暉楼 84:化粧 85:危険な女たち 88:華の乱 91:江戸城大乱 93:子連れ狼・その小さき手に,結婚/中井・鷲尾両家篇 94:首領を殺った男 99:惚れたらあかん・代紋の掟 00:極道の妻たち・リベンジ 10:苦い蜜・消えたレコード
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