杉本哲太
|Tetta Sugimoto| (出演)
基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる
本名 |
杉坂哲太 |
出身地 |
神奈川県茅ヶ崎市 |
生年月日 |
1965/07/21 |
没年月日 |
- |
略歴▼ もっと見る▲ 閉じる
神奈川県茅ヶ崎市の生まれ。本名・杉坂哲太。1981年、ロックバンド“横浜銀蝿”のメンバーと知り合い、県立藤沢工業高校(現・藤沢工科高校)を中退して、銀蝿一家の弟分のバンド“紅麗威甦(グリース)”の結成に参加。ヴォーカルを担当し、『ぶりっこRock'n Roll』などをヒットさせる。同年、TBS『茜さんのお弁当』に、同じ銀蝿ファミリーの嶋大輔らとともに不良少年役でレギュラー出演。83年の伊藤俊也監督「白蛇抄」では、ヒロイン・小柳ルミ子の肉体の虜になる住職の息子役を大胆に演じ、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞する。紅麗威甦の活動は短期間に終わり、以後は俳優業に転身。不良少年役などを多く演じ、86年のNHK『まんだら屋の良太』ではドラマ初主演も果たした。87年の同局『雨月の使者』で、モンテカルロTV映画祭主演男優賞を受賞。前後して、吉田喜重監督「人間の約束」86、今村昌平監督「女衒」87などに好助演し、熊井啓監督「式部物語」90では女教祖を慕う屈折した心を持つ若者という難役をこなす。野性味あふれる青年像から徐々に、確かな演技力で脇役でも個性が光る中堅俳優へと成長し、96年の阪本順治監督「ビリケン」で映画初主演。大阪・新世界の守り神である“ビリケンさん”そのものをコミカルに演じ、新境地を拓いた。以降は助演に回ることが多いが、医師や官僚、エリートビジネスマンといったインテリ系の人物も堅実な芝居で造形し、数多くの作品を支える。テレビドラマはほかに、NHK『翔ぶが如く』90、『陰陽師』01、『龍馬伝』10、フジテレビ『将太の寿司』96、『救命病棟24時』99、『コード・ブルー/ドクターヘリ緊急救命』08・10、『絶対零度・未解決事件特命捜査』『流れ星』10、TBS『クロサギ』06、『官僚たちの夏』09、テレビ朝日『はるか17』05、日本テレビ『おせん』08など多数。
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