螢雪次朗
|Yukijiro Hotaru| (出演)
基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる
本名 |
渡辺潔 |
出身地 |
埼玉県川口市 |
生年月日 |
1951/08/27 |
没年月日 |
- |
略歴▼ もっと見る▲ 閉じる
埼玉県川口市の生まれ。本名・渡辺潔。県立川口高校を卒業後、俳優を志し、劇団東京アンサンブルの附属俳優教室を経て同劇団に入団するも、1年で退団。その後、多くの映画の端役を経て、80年代に入ってからは、滝田洋二郎、片岡修二、渡辺元嗣らの作品を中心に、多数のピンク映画に出演するようになる。ことに滝田と組んだ「痴漢電車」=“探偵・黒田一平シリーズ”が好評を得て、コミカルな持ち味の俳優として映画マニアの評価を得る。84年には、コントグループ“螢雪次朗一座”を結成し、同年のテレビ朝日『ザ・テレビ演芸』で11週勝ち抜き注目されるが、89年に解散。以後は、一般映画やテレビドラマの出演も増え、名脇役のポジションを確立していく。中でも、雨宮慶太監督「ゼイラム」91・94、金子修介監督「平成ガメラ」三部作95~99などで90年代特撮映画の顔となり、両監督作品の常連俳優ともなって久しい。一方で富岡忠文監督のOVの秀作シリーズ『痴漢日記・尻を撫でまわしつづけた男』95~98では、中年痴漢男の川崎をしみじみと演じて好評を得たほか、ジャンルを問わない精力的な活動に滞りはなく、原田眞人監督「クライマーズ・ハイ」08、角川春樹監督「笑う警官」09などではコワモテの渋みある魅力を醸し出し、木村大作監督「劔岳・点の記」09では過酷な山岳長期ロケを乗り越え、大自然と調和した存在感を示した。
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