森口瑤子
|Moriguchi Yoko| (出演)
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本名 |
坂元陽子(旧姓・灘田) |
出身地 |
東京都 |
生年月日 |
1966/08/05 |
没年月日 |
- |
略歴▼ もっと見る▲ 閉じる
東京都の生まれ。本名・坂元陽子(旧姓・灘田)。1983年に行なわれた全興連のミス映画コンテストで“ミス松竹”に選ばれ、俳優座の川上夏代に演技指導を受ける。翌84年、山田洋次監督「男はつらいよ・口笛を吹く寅次郎」に“灘陽子”の芸名で出演。前田吟扮する諏訪博の姪役で映画デビューを飾る。その後、TBS『遊びじゃないのよ、この恋は』86などテレビドラマにも顔を出すようになり、芸名を現在の“森口瑤子”に改めて、村上龍司会のTBSのトーク番組『Ryu's Bar/気ままにいい夜』ではホステスもつとめる。90年代に入ってからはドラマ出演が増え、NHK大河ドラマ『太平記』91での二条の君役以降、時代劇に多く起用。町娘から武家娘まで器用にこなし、艶姿も見事に決めた。その一方、現代劇でもTBS『ADブギ』92、日本テレビ『大人のキス』94、フジテレビ『風のロンド』95などで大人の女性の色気をふりまき、その魅力は渡邊孝好監督「スキ!」90、根岸吉太郎監督「課長・島耕作」92、坂元裕二監督「ユーリ」95などの映画でも発揮された。NHK教育『新日曜美術館』98~99では司会進行役をつとめ、知的な美女のイメージを定着させたものの、今ひとつ華やかさや個性に欠ける感も否めなかった。転機となったのは日本テレビ『地方記者・立花陽介』シリーズ93~03での水谷豊の妻役や、フジテレビ『やまとなでしこ』00で演じた西村雅彦の妻役で、年齢に伴って上流階級の奥様的な役柄が似合うようになったことにより、明確な立ち位置を得る。以降もテレビドラマを中心に活躍を続け、NHK大河ドラマ『葵・徳川三代』00、『利家とまつ・加賀百万石物語』02、『義経』05、TBS『QUIZ』00、『砂の器』04、『汚れた舌』05、『エジソンの母』08、フジテレビ『君が想い出になる前に』04、『僕の歩く道』06、『インディゴの夜』10など多数に出演。映画は寡作だが、近年も松原信吾監督「築地魚河岸三代目」08、成島出監督「八日目の蝉」11などで美貌を活かした好演を見せている。舞台は新宿シアターアプル『フールズ』91で初舞台を踏み、以降、『出口なし』94、『零れる果実・蜷川版』96、『ヴェリズモオペラをどうぞ!』98などに出演。「ユーリ」では監督と女優という立場で組んだ脚本家の坂元裕二と、1998年に結婚している。
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