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2025/2/12
「キネマ旬報」2月号は発売後SOLD OUTしました。特集は「2025年、映画の旅」(70P超!公開待機作ラインナップ特集)。表紙・巻頭インタビューは、派手に痛快なコンゲームを繰り広げる「劇場版 トリリオンゲーム」主演の目黒蓮。
2025/02/05
「キネマ旬報2月号増刊第98回キネマ旬報ベスト・テン発表号」発売中! 2024年度ベスト・テンの全順位と講評を誌面にてぜひご覧ください。
2024/07/11
1919年(大正8年)7月11日「キネマ旬報」は映画好きの学生たちによって誕生しました。雑誌の100年の歴史を俯瞰した記念ムック「キネマ旬報の100年」発売中です!
2024/02/05
「キネマ旬報2月増刊第97回キネマ旬報ベスト・テン発表号」発売中! 2023年度ベスト・テンの全順位と講評を誌面にてぜひご覧ください。
2024/02/01
2023年 第97回キネマ旬報ベスト・テン第1位の作品と個人賞を「キネマ旬報WEB」にて発表いたしました。
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ダウントン・アビー
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王が村に,そして村のような邸宅に来訪し,波紋を巻き起こし,人間たちとその模様を動かしていく.人間も各種である. 貴族たちがいる.このダウントンのアビーとも言われる邸宅は,貴族によって経営されているが,20世紀に入り,産業や経済の構造も変わり,貴族的な生活も傾きつつあるという情況がある.それでも王の権威は絶対でもあり,王を迎える貴族たちは,混乱しながらも,光栄なものとして受け止めている.様々な世代もあり,また,邸宅は企業的でもあるが,そこに従業員のような使用人たちが所属している.執事,メイド,料理人,そしてボイラー技師など,職種も色々あるが,彼女ら彼らにとっても,王は迎えるべきものとして,はしゃいでいる. しかし,王政の権威も失われつつある中で,政治的には共和制や共産主義も模索されている時代背景がある.若者を中心とした新しい考え方と実行がこの村落にも侵入している.中心的な地区では,ちょっとしたパレードも催されるが,そこでも王族を狙った銃撃事件とその鎮圧といった騒動も起ころうとしている.貴族たちの内幕もシンプルではない.核家族でもなく,結婚や死別を経て,あるいはアメリカとの交流から,ロマンスや嫁入りもあり,公式には認知されていない子達もいる.こうした歪でもあるが人間的な貴族の側面が描かれ,また,使用人たちの時代相応の権利も認められている. 王たちは,専属の「執事」的な職種や料理人たちを引き連れて,ダウントンの使用人たちとのいざこざを起こしている.お湯が出ないことが,こうした不和を象徴するように描かれていく. 登場する人物たちは多く,後半になってそれぞれの個性や志向が見えてくる時,観客もあるいは一人の貴族として,あるいは使用人として,この晴れやかな場に立ち会い,ダンスを踊り,あるいは給仕をしながら,映画を楽しんでいるのかもしれない.
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