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     KINENOTE DATA       前日比
会員数 54,723 0
総鑑賞データ数 7,049,001 541
総レビュー数 930,067 101
鑑賞方法別データ数
映画館 1,829,151 157
レンタル 596,658 7
購入 124,520 6
VOD 555,784 126
テレビ 921,775 101
その他 158,315 12

プリンセス・シシー

  • ぷりんせすししー
  • Sissi
  • Sissi

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  • 平均評点

    67.0点(15人)

  • 観たひと

    34

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    5

基本情報

ジャンル ラブロマンス
製作国 西ドイツ
製作年 1955
公開年月日 1959/6/3
上映時間 102分
製作会社 エルマ・ファルプフィルム
配給 映配
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ カラー/スタンダード
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

キャスト

(C)1955 Erma-Filmproduktionsgesellschaft Ernst Marischka & Co.

解説

「わたしの可愛い人」のロミー・シュナイダーを主演に、戦前「別れの曲」のシナリオを書いているエルンスト・マリシュカが監督・脚本を担当した作品。十九世紀のババリアの王女とオーストリアの王子のロマンスが描かれる。撮影はヘルベルト・ガイヤー、音楽はアントン・プロフェスが受けもっている。他に出演するのは、カール・ハインツ・ベーム、ロミー・シュナイダーの母であるマグダ・シュナイダー、グスタフ・クヌート、ウッター・フランツ、フィルマ・デギッシャー、エリッヒ・ニコービッツ、ペーター・ベック、ヨゼフ・マインラート、フランツ・ベーハイム等。製作カール・エーリッヒ。ロミー・シュナイダー映画祭2024として、2024年10月18日よりBunkamura ル・シネマ渋谷宮下ほか、全国順次開催された。

あらすじ

一八四八年、フランスに起った革命の嵐はオーストリアをも襲い、ハプスブルグ家は危機に立った。ソフィー大公妃(フィルマ・デギッシャー)は夫のフランツ・カルル大公を退位させ、息子のフランツ・ヨゼフ王子(カール・ハインツ・ベーム)の即位をはかった。皇后候補の物色が始まった。ソフィー大公妃は妹ルードビカ公妃(マグダ・シュナイダー)の長女ヘレーネ・愛称ネネ(ウッター・フランツ)に白羽の矢を立てた。一家の主、マックス公爵(グスタフ・クヌート)が宮廷生活を嫌っていたため、ネネの一家はボッセンホーフェンで田舎ぐらしをしていた。父親とともに、自然を相手の毎日をたのしんだのはシシーの愛称で呼ばれる次女エリザベート(ロミー・シュナイダー)であった。ネネとシシーは母ルードビカ公妃と共にソフィー大公妃に招かれてイッシュルを訪れた。シシーは若すぎるため、オースリア皇帝の宴席に出られなかった。しかし彼女はそんなことには一向無頓着だった。裏窓から逃げ出して魚を釣っていると、フランツ・ヨゼフが通りかかった。王子はこの可憐なシシーが一目でお気に召した。シシーも王子が好きになった。二人は互の身上話をして、楽しい一刻を過した。しかし王子が姉の夫となるべき人であったことを知ると、シシーは苦しんだ。宴席にシシーも招待された。宴席上、フランツ王子はシシーばかりをみつめ、シシーとのみ話し、おどった。楽しい夜であった。夜更けて王子は婚約を発表したが相手はシシーであった。ネネは寂しそうであった。一瞬戸惑った大衆は、バルコニーの若い二人を祝福した。ソフィー大公妃はまだ幼いシシーを皇后に迎えることに反対した。しかし王子の熱意は勝った。オースリアの王子が小国ババリアの王女と婚約したことは世界中の人々を驚かせた。森や動物に別れを告げると、シシーはホッセンホーフェンを去った。フランツ・ヨゼフ皇帝とウィーン市民は、シシー女王を歓迎した。結婚の日、シシーはお伽噺の国の王女のように、フランツの先導で静かに祭壇へ向って行った。シシーの眼には喜びの涙が光っていた。

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  • 鑑賞日 2024/12/13

    登録日 2024/12/15

    評点 65


    鑑賞方法 映画館/宮城県/フォーラム仙台 

    字幕


    宮廷ラブコメ

     1955年のオーストリア映画。フォーラム仙台の「ロミー・シュナイダー映画祭2024」で鑑賞。オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世とバイエルン王家マクシミリアン公の次女エリザベート通称シシーの出会いから結婚までを描いた娯楽作品。父親のマックス公爵が宮廷生活を嫌い田舎暮らしをし、その父と主に田舎暮らしを堪能していたシシー。母のルードビカ公妃はオーストリア前皇帝フランツ・カルルの妻ソフィーの妹で、ソフィーはルードビカの長女ヘレーネ通称ネネを息子のヨーゼフ皇帝の妻に迎えようとしていた。ヨーゼフの誕生日を祝うイッシュルでの宴席でその発表を行うよう準備を進めていた。ルードビカはマックスに極秘裏にことをすすめるため小旅行と称してネネと共にシシーを連れてイッシュルへ向かう。宴席に招待されていないシシーは部屋を抜け出して魚釣りに出掛けたが偶然ヨーゼフと出会い意気投合してしまう。しかしその後ヨーゼフが姉ネネの夫になるべき人だとわかり意気消沈する。それでもヨーゼフの弟から招待を受け宴席に出席すると、ヨーゼフはシシーばかりを気にかけ、母ソフィーを説得しシシーとの婚約を発表するのだった。ネネを悲しませたと思い続けたシシーだったが、ネネがどこぞの皇太子と婚約し幸せであることを知り結婚式へ臨むことに。しかし皇帝の妻に関してとまどうシシーだった。
     史実に従った大河ドラマではなく、皇帝と皇后を題材にしたラブコメでした。シシーを反逆者一味だと思い込んで追い続ける地元警察とか、マックス公爵と妻ルードビカの掛け合いとか今見れば型通りのコメディパートでした。そして恋愛は成就するのでした。これが当時の西ドイツでウケたのは、割と時代が閉塞していたからなのかなあ。日本でいえば昭和30年。戦後は終わったと言われた時代だけどドイツは東西に分かれたままだしベルリンには壁があった。たしかにロミー・シュナイダーは愛らしかった。後にヴィスコンティ監督の「ルードヴィヒ」でもう一度エリザベートを演じたけど、全然印象が違っていました。


  • 鑑賞日 2024/11/30

    登録日 2024/12/01

    評点 80


    鑑賞方法 映画館/兵庫県/Cinema KOBE 

    字幕


    眩しいくらいにキラキラと

    16才の可愛らしいロミー・シュナイダーが天真爛漫で溌剌とした美しさを放って眩しいくらいにキラキラと輝いて魅了された。ハンサムな皇帝との絵に描いたような夢のあるめぐり逢いを煌びやかな美術や衣装で映像化していて、実在した王妃をモデルにしているにもかかわらずお伽話のような絢爛豪華な物語が幸せな気分に浸らせてくれた。


  • 鑑賞日 2024/11/05

    登録日 2024/11/06

    評点 60


    鑑賞方法 映画館/東京都/Bunkamura ル・シネマ 

    字幕


    ロミー・シュナイダーの溌溂とした魅力

    19世紀半ば、オーストリアではフランツ・ヨゼフ王子(カール・ハインツ・ベーム)が国王に即位し、皇后候補探しがはじまる。
    王子の母・ソフィー大公妃は妹のババリア公妃の長女ヘレーネ(愛称ネネー)に白羽の矢を立てた。
    ネネーと王子はかつて会ったことがあった。
    オーストリア内のイシュルの城で王子とネネーを引き合わせる算段を付けたが、目くらましのために次女エリザベート(愛称シシー。ロミー・シュナイダー扮演)を同行させることにした。
    お転婆で年端も行かないシシーは滞在先で幽閉することにしたが、シシーはこっそり抜け出し、川へ釣りに出かけてしまう。
    そこへ通りかかった王子が彼女を見初めるが、シシーは身分を打ち明けず・・・

    といったところからはじまる物語。

    ロミー・シュナイダーの溌溂とした魅力を愉しむ映画で、のんびりと楽しんでいればいい。
    が、後半、皇后候補が姉と知って苦悩するシシーの姿には、後の演技者・女優ロミー・シュナイダーの片鱗を見て取ることもできる。

    宮廷を再現したスタジオ美術なども見どころだが、鑑賞した版ではやや発色が悪く、すこし残念。

    カール・ハインツ・ベームは、後に『血を吸うカメラ』に出演した性格派俳優だが、本作では好青年の王子を好演している。

    監督は、エルンスト・マリシュカ。
    『未完成交響楽』(1958年)を撮ったひとで、クラシック音楽を題材にした作品の原作・脚本を多く手掛けました。


  • 鑑賞日 2024/10/31

    登録日 2024/10/31

    評点 75


    鑑賞方法 映画館/東京都/Bunkamura ル・シネマ 

    字幕



      


  • 鑑賞日 2023/09/22

    登録日 2023/09/23

    評点 70


    鑑賞方法 テレビ/無料放送/その他 


    ロミー・シュナイダーの魅力が溢れ出る。 ネタバレ

    最近でも「エリザベート1878」で描かれたオーストリア皇妃エリザベート。ロミー・シュナイダー主演の本作は、エリザベートを描いた最も有名な作品らしく、本国では繰り返し放送されていると聞いたことがある。

    リアルに描いたものではないことを承知の上で見たのだが、ロミー・シュナイダーが美女に脱皮する前の幼さも残した天真爛漫さを見せ、皇帝フランツが一目惚れするのもよく分かる程に魅力的。

    作品はまるでディズニーアニメの実写版のようなシンデレラストーリー。史実というよりお伽噺のようでも豪華絢爛な結婚式のクライマックスまで目が離せなかった。

    (※DVD-RW 録画 BS NHK-BS2 衛星映画劇場)