南北戦争末期の西部。ジョー(C・イーストウッド)とテュコ(E・ウォラック)の二人はコンビを組んで賞金をかせいでいた。テュコが人を殺し、賞金つきのお尋ね者となる。そのテュコをジョーがとらえて賞金をうけとりテュコが絞首刑という寸前にジョーが救い出す、といった方法だった。だが、この商売も次第にあぶなくなってきたので、ジョーはテュコを捨て、去っていった。怒ったテュコは、ジョーを罠におとしてとらえ、砂漠の中で痛めつけた。その時、南軍の兵士の死体をのせた馬車が疾走して来た。その中に唯一人瀕死の兵士がおり、水を求めていた。その兵士が墓地に隠した二十万ドルのありかを知っているというので、テュコは水を取りに行ったが、戻ってくるとすでに死んでいた。そしてジョーはその墓の名を聞いていた。墓地の名をテュコが、墓石の名をジョーが知っているということで、二人は相棒になるしかなかった。二人は南軍の軍服を着込み、救護所へもぐり込んだが、その軍服のために北軍の捕虜となり、収容所にぶち込まれてしまった。その収容所には以前から隠した二十万ドルをさがしていたセサンテ(L・V・クリーフ)がおり、二人はさんざん責められた。が、ジョーがいくら拷問をかけても口を割りそうにない男だとみたセサンテは、同盟を結び一緒に金を捜すことにした。だが出来ることなら金を全部一人占めにしたいと思うのが人情である。三人は、それぞれに相手をだしぬこうと争った。そしてまずセサンテが二人に射殺された。残った二人はおめあての金を掘りあてたが、テュコはジョーの罠にかかってしまった。しかし、ジョーはテュコを射殺することはできず、結局、また旅を続けるのだった。