シアトル沖の島のホテルで、チェスの世界選手権への挑戦者を選ぶ試合が行われていた。幼い娘エリカ(キャサリン・イソベル)と盲目の師ジェレミー(フェルディナンド・メイン)と共に参加しているピーター・サンダーソン(クリストファー・ランバート)が優勝の最有力候補だが、3年前対戦したユリリヴッチがじりじりと追い上げていた。ホテルの従業員デビーと一夜を共にしたピーターは、翌日デビーが変死したことを知らされた。警察署長フランク(トム・スケリット)とワグナー刑事(ダニエル・ボールドウィン)はピーターを容疑者としてマークしたが、決め手となる証拠がない。そんなピーターに犯人から電話がかかってきて、すぐに警察に通報したが疑いは晴れない。フランク署長の依頼で、ピーターの精神鑑定をすることになった心理学者キャシー(ダイアン・レイン)にも彼が無実かどうかわからない。次々に殺人が起こり、犯人からピーターへの電話も続いた。ピーターは犯行現場が島全体にわたり、その場所が、チェスの有名な手の駒の配置と同じことに気づく。ピーターとキャシーは愛し合うようになっていったが、キャシーが犯人に襲われ、逃走した犯人と同じところに傷を負っていたピーターは警察に連行された。警察署内で、犯人が犯行現場に残したメッセージを解読したピーターは、犯人のターゲットがエリカであることに気づく。脱走したピーターはエリカの元へ駆けつけ、犯人と対面する。彼は子供の頃対戦したデイヴィッドだった。幼い頃ピーターに負けたことと、自分の母親の死がトラウマとなって精神を病んでしまった彼は、ピーターに異常な復讐心を燃やしていたのだった。地下室で2人は格闘となり、ピーターはデイヴィッドを挙銃で射殺するのだった。