男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

塀の中のプレイ・ボール

  • へいのなかのぷれいぼーる
  • ----
  • ----


  • 平均評点

    59.0点(14人)

  • 観たひと

    24

  • 観たいひと

    5

  • レビューの数

    0

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1987
公開年月日 1987/11/21
上映時間 104分
製作会社 松竹映像
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督鈴木則文 
脚本鈴木則文 
掛札昌裕 
原作安部譲二 
企画磯田事務所 
製作磯田啓二 
杉崎重美 
プロデューサー大西悦子 
小坂一雄 
撮影羽方義昌 
美術重田重盛 
音楽山崎稔 
主題歌アースシェーカー:(「炎に身を焦がして」)
録音近藤勲 
照明宮原敬 
編集後藤彦治 
助監督満友敬司 
スチール金田正 

キャスト

出演草刈正雄 水田順一
ジョニー大倉 加納侠道
京本政樹 川崎健太
森山潤久 中島達
松澤一之 竿師段平
黒田アーサー 山根務
長門勇 大野浩
下元勉 小山忠
荒勢 富島虎松
ガッツ石松 三原良太
野坂昭如 奥崎昭
伊武雅刀 山本英夫
安部譲二 安部直也
山城新伍 鮫津
安岡力也 深田
五代高之 川上保安課長
小松方正 高村所長
川藤幸三 エースコック
山口弘和 サラリーマン
竹田高利 サラリーマン
山崎イサオ ハテナ
南伸坊 見学者
木村元 善さん
松岡知重 
小林ひとみ 宮原麻由子
岡田奈々 飛び魚ミミ
小柳ルミ子 栗田夏代

解説

刑務所に服役中の“懲役”たちが官側とのソフトボールの試合を実現させようとする姿を、それぞれのシャバでのエピソードを織り混ぜながら描く。前作「塀の中の懲りない面々」に続くシリーズ第2弾で、安部謙二原作の同名小説の映画化。脚本は同作の鈴木則文と「童貞物語」の掛札昌裕が共同で執筆。監督は「大奥十八景」の鈴木則文、撮影は「アイドルを探せ」の羽方義昌がそれぞれ担当。

あらすじ

水田順一は前科11犯、競馬法違反、傷害罪などで捕まり刑務所へ戻って来た。雑居房には顔なじみの老窃盗犯・小山忠ほか、スリの三原良太、人相違反の中島達、学生くずれの山務根、素性のわからない山本英夫、東京オリンピックの年から入ったままのオトウこと大野浩がいた。彼らの唯一の楽しみは休憩時間のソフトボール。いまや伝説となっている官懲試合を復活させようと皆ハリキッていた。水田の幼なじみでゲイボーイの川崎健太はかつての野球仲間で“隠し玉のケンちゃん”の異名をもっている。また、自分を語ることのなかった山本は元プロ野球の選手で“黒い霧”事件に巻き込まれて捕まったのだった。強力なメンバーがそろい、官懲試合を求める嘆願書が保安課長の元に届く。そんなとき忠さんがガンで長く生きられないことがわかった。彼の世話でスターとなった飛び魚ミミが刑務所で慰問コンサートを行い、その歌声の流れるなか忠さんの棺は塀の外へと運ばれていった。水田は看守長の鮫津と取り引きに成功し、官懲試合は一旦実現に向かうが、鮫津の裏切りにあい中止になってしまう。面目丸つぶれなのは水田だ。彼は怒って鮫津と殴り合いの大喧嘩をした。山本の仮釈放が決まった。官懲試合は実現できなかったが、彼は看守たちの鼻をあかすためにあることを思いついた。出所したら塀の外から刑務所内にボールを投げ入れるというのだ。塀が高い上に距離は百数十メートルあったが、山本が渾身の力を込めて投げたボールは水田らのいる庭まで飛んできた。そのボールの中には皆の好物の煙草がいっばい詰まっていた。

関連するキネマ旬報の記事

1988年1月下旬号

日本映画紹介:塀の中のプレイ・ボール

1988年1月上旬号

日本映画批評:塀の中のプレイ・ボール