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やさぐれ刑事

  • やさぐれでか
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  • 平均評点

    65.4点(31人)

  • 観たひと

    49

  • 観たいひと

    5

  • レビューの数

    4

基本情報

ジャンル アクション
製作国 日本
製作年 1976
公開年月日 1976/4/3
上映時間 92分
製作会社 松竹映画
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督渡辺祐介 
脚本渡辺祐介 
国弘威雄 
原作藤本義一 
企画松本常保 
大志万恭子 
製作猪股尭 
撮影丸山恵司 
美術重田重盛 
音楽鏑木創 
録音鈴木功 
照明三浦礼 
編集寺田昭光 
助監督白木慶二 
スチル石田康男 

キャスト

出演原田芳雄 西野剛
高橋悦史 杉谷保夫
清水章吾 松井
神田隆 大西
大滝秀治 野村紹蔵
花澤徳衛 片桐辰造
佐藤蛾次郎 武田
下川辰平 尾中信明
谷村昌彦 精やん
本郷直樹 守雄
梓ようこ 広美
赤座美代子 浅見俊江
絵沢萠子 三千子
ひろみどり 中沢圭子
大谷直子 西野真穂

解説

暴力団の幹部と駈け落ちした妻を執拗に追いかける刑事を描いたアクション映画。原作は藤本義一の同名小説。脚本は「狼よ落日を斬れ 風雲篇・激情篇・怒濤篇」の国弘威雄、監督は脚本も執筆している「にっぽん美女物語 女の中の女」の渡辺祐介、撮影は「正義だ!味方だ!全員集合!!」の丸山恵司がそれぞれ担当。

あらすじ

全国制覇をたくらむ関西十文字組の策謀に呼応して、各地で一斉に同系列の暴力団が動き始めた。当然、警察の動きも活発になった。北海道・札幌。暴力団取締りの中心にいた大西警部が殺されるという事件が起きた。犯人は、十文字系列の組の幹部・杉谷で、彼はすでに女連れで札幌から姿を消していた。大西警部直属の部下である西野警部補は、杉谷を追って北海道の最南端まで辿り着いたが、杉谷は下北半島に渡った後だった。しかも、杉谷と共に逃げているのは西野の妻・真穂である事が判明した。職務に追われる西野にかまってもらえない妻はいつも寂しい思いをしていた、そこに情報を集めていた杉谷がとり入ったのだ、と西野は思った。西野は杉谷を、妻を、激しく憎んだ。二人を追う決心をした西野は警察を辞めた。法を守っていたのでは二人を追いつめることはできない、刑事でありながら法を破ることはできないからだった。西野の復讐の旅が始った。青森--。西野は真穂と再会した。西野は真穂を犯しながら、十文字組の情報を流すように命じた。相馬--。杉谷の臭いをかいで十文字組の事務所に侵入した西野はチンピラたちがブルー・フィルムに写る真穂の裸身をなめるように見ているのに出くわした。血が逆流する思いの西野は、ガスのコックを全開し、事務所ごと爆破した。東京--。西野は十文字組の背後に、政界に陰然たる影響力を持つ野村昭蔵の存在を知り、真穂は野村付きの高級コールガールとしてあてがわれていた。大阪・神戸--。真穂の情報をもとに、西野は十文字組の若衆頭の青地を射殺、三億円にのぼる麻薬を押収した。鹿児島--。西野は十文字組の麻薬ルートの連絡中継点である浅見俊江の家を見つけ出した。だが、杉谷は沖縄に麻薬の取り引きに出て留守だった。「杉谷が抱いた女は、すべて犯す」西野は冷たい眼差しで俊江を犯した。遂に杉谷から坊ノ津港に来る、という連絡が入った。西野は杉谷と坊ノ津港の突堤で対峠した。西野のリボルバーが火を吹き、杉谷の眉間をぶち抜いた……。その頃、枕崎のとあるバーで、真穂は涙で頬を濡らしながら客を引いていた。夜目にも白く光る窓外の海、刑事二人に護送される西野は「あいつも可哀想な奴だった」と咳いた。それは、西野の一番愛していた真穂のことにちがいなかった。

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