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高校大パニック(1978)

  • こうこうだいぱにっく
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  • 平均評点

    69.0点(51人)

  • 観たひと

    86

  • 観たいひと

    14

  • レビューの数

    7

基本情報

ジャンル 戦争
製作国 日本
製作年 1978
公開年月日 1978/8/19
上映時間 94分
製作会社 日活
配給 にっかつ
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督沢田幸弘 
石井聰亙 
脚本神波史男 
原案石井聰亙 
大屋龍二 
企画進藤貴美男 
製作結城良煕 
大屋龍二 
制作補天野勝正 
撮影山崎善弘 
美術川船夏夫 
音楽スペース・サーカス 
録音酒匂芳郎 
照明高橋正博 
編集鈴木晄 
助監督菅野隆 
スチール目黒祐司 

キャスト

出演山本茂 城野安弘
浅野温子 村上美穂子
内田稔 小林勝市
江角英明 米重満州男
久富惟晴 伊原修
青木義朗 栗田信
上田耕一 山内正勝
椎谷建治 渋谷彰
高橋明 広瀬圭介
沢田情児 前川俊
遠藤征慈 ライフル隊班長
梅津栄 城野安太郎
赤座美代子 城野弘子
細川俊夫 徳田宗明
宮下順子 村上友代
遠藤薫 徳田真美
寺尾理恵 吉池民子
足立登美子 女生徒B
河原崎長一郎 緒万国雄

解説

北九州の名門高校を舞台に、受験地獄を呪う若者達の叫びを描く。学生達の8ミリ自主映画グループ“狂映舎”と日活のスタッフがジョイント製作したもので、製作、原案、監督に“狂映舎”のメンバーが参加している。脚本は「沖縄やくざ戦争」の神波史男、監督は「襲え!」の沢田幸弘と石井聰亙の共同、撮影は「襲え!」の山崎善弘がそれぞれ担当。

あらすじ

どんより雲った北九州のある日、中州高校三年の田中祥二がビルの屋上から飛び降り自殺をした。彼の腕にはしっかりと数学の参考書が握られていた。翌日、中州高校では衝撃の事件に動揺し、名門校の伝統をマスコミ攻撃から守ろうとする校長は、全校生徒に田中の自殺の無意味を説いた。田中のクラス、三年七組は沈黙に包まれたが、担任の数学教師、伊原は何事もなかったように授業を始めようとするのである。城野安弘は伊原の態度に憤激し、殴り倒して学校を飛びだした。茫然と歩く城野は、ある銃砲店の前まで来ると、夢遊病者のように一丁のライフルを手にして、逃げだした。黒光りするライフルを手に、中州高校に向かう城野。その頃、伊原は落ちこぼれを無視するように授業を続けている。突如、城野が教室に飛び込み、「数学できんのがなんで悪い」「殺したるーッ」と叫んで、伊原めがけて撃ちまくった。弾は頭に命中し、伊原は黒板にたたきつけられ、三年七組は、一瞬にして血の惨劇の舞台と化した。警官隊が、県警特捜課長、栗田の指揮のもとに学校を包囲した。城野は学校中を逃げまわり、警官隊めがけて乱射し、その一人に重傷を負わせた。警官隊もついに発砲し、足に弾を受けた城野は、流れる血を見てますます興奮するのである。この事態に、栗田は城野射殺の決断を下す。城野は三人の女性徒を人質に図書室にたてこもった。警察側は友人、教師、両親を呼んで、説得工作に出たが、城野の耳には、世間体ばかり気にするうわついた説得など聞く余地はない。人質の一人、村上美穂子は何故か落ちつき、じっと城野をにらんでいた。彼女は就職希望のせいか、あくせくと授業を受ける生徒達を尻目に、煙草を吸ったり好き勝手にふるまっていた。城野は、初めて話した美穂子に好感を覚え、緊張の中にも安らぎを感じるのである。そして、化学室に移動した城野は、バリケードを作ろうとしたはずみに薬品の瓶を倒してしまい、部屋中に白煙と炎があがった。と、同時に、城野射殺命令が下ったのである。

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