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馬喰一代(1963)

  • ばくろいちだい
  • The Story of Father And Son
  • The Story of Father And Son


  • 平均評点

    70.7点(15人)

  • 観たひと

    29

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    4

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1963
公開年月日 1963/8/14
上映時間 104分
製作会社 東映東京
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督瀬川昌治 
構成井手雅人 
脚色田坂啓 
原作中山正男 
企画秋田亨 
渡辺洋一 
撮影藤井静 
美術近藤照男 
音楽斎藤一郎 
録音小松忠之 
照明桑名史郎 
編集鈴木寛 
スチル田中真紀夫 

キャスト

出演三國連太郎 片山米太郎
新珠三千代 ゆき
金子吉延 片山大平(1)
中尾純夫 片山大平(2)
西村晃 小坂六太郎
中村是好 斎藤先生
岩崎加根子 津田先生
藤里まゆみ はるの
多々良純 しゃっぽの孫市
関山耕司 島崎定次
杉義一 鳥取太郎
沢彰謙 杉山徳二郎
渡辺篤 蹄鉄屋小笠原
桧郁子 女房おくや
大東良 井原巡査
香月三千代 産婆おつね
相馬剛三 山岡先生
山本みどり おつた
三条美紀 ひで
小笠原慶子 トミ
星徹 馬喰A
伊達宏 馬喰B
打越正八 馬喰C
森弦太郎 馬喰D
三重街竜 馬車追A
久地明 馬車追B
最上逸馬 馬車追C
三田耕作 馬車追D
大場健二 野田少年
中山正男 ルベシベの町長
滝千江子 カフェの女給

解説

中山正男原作から「幼馴染みというだけさ」の田坂啓が脚色、「安来ぶし道中」の瀬川昌治が監督した純愛ドラマ。撮影は「人生劇場 続 飛車角」の藤井静。

あらすじ

大正末期の北海道は北見--。馬喰米太郎は女房が難産で死んだ日、暴力のあげく、あいまい屋で酌婦ゆきに急所を蹴られて寝込んでしまった。数年後、バクチもやめて育てた甲斐あって、小学校へ入った息子太平は成績もクラス一番。太平を日本一の馬喰に育てる夢をもつ米太郎は、新天地を求めてルベシベの町へ移った。高給を出そうという大牧場の主人が、北見馬喰の誇りを捨て金欲にのみ走る昔馴染の六太郎と知って断る米太郎だから、暮しは相変らず苦しい。が、太平はこの町でも優等生だった。担任の津田先生に、子供の意志を無視して馬喰にするのか--となじられ激怒した米太郎も、太平君にはお母さんが必要だねという先生の言葉は胸にこたえた。やがて、米太郎は再会したゆきに求婚して断られたが、長い旅馬喰から戻ってみると、家ではゆきと太平が仲良く彼を待っていた。ゆきの強い態度で、米太郎は太平の中学進学に同意した。学資として売ろうとした馬が病気になり、米太郎はとうとう六太郎から金を借りてしまった。しかも道庁長官の金盃を争う馬市の日、審査員の一人たる米太郎は、六太郎に売収されて家で寝ている始末だ。そこへゆきが、百円の札束をもって米太郎を叩きおこし、会場へ飛んで行けとどなった。母の形見の懐剣を売ってきたのだ。春が来た。中学へ入学する太平を送って帰った米太郎は、はげしく喀血するゆきを見てハッとした。ゆきの最期の時がきたとさとった米太郎は、馬を駆って汽車を追った。「忘れるな、ちゃんと競走じゃぞ!」と叫びながら……。

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