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眠狂四郎殺法帖

  • ねむりきょうしろうさっぽうちょう
  • Enter Kyoshiro Nemuri the Swordman
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  • 平均評点

    59.9点(127人)

  • 観たひと

    201

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    34

基本情報

ジャンル 時代劇 / アクション
製作国 日本
製作年 1963
公開年月日 1963/11/2
上映時間 82分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督田中徳三 
脚色星川清司 
原作柴田錬三郎 
企画辻久一 
撮影牧浦地志 
美術内藤昭 
音楽小杉太一郎 
録音奥村雅弘 
照明中岡源権 
編集山田弘 
スチル藤岡輝夫 

キャスト

出演市川雷蔵 眠狂四郎
中村玉緒 千佐
城健三朗 陳孫
小林勝彦 金八
扇町景子 芸者歌吉
真城千都世 常盤津文字若
沢村宗之助 前田宰相斉泰
伊達三郎 銭屋五兵衛
高見国一 捨丸
荒木忍 僧空然
南部彰三 窯元蔵六
木村玄 根来竜雲
美吉かほる お美代の方
橘公子 船宿の女将
藤川準 無頼漢A
志賀明 無頼漢E
滝川潔 江戸の若い衆A
大杉潤 無頼漢D
西岡弘善 無頼漢B
布目真爾 江戸の若い衆B
黒木英男 無頼漢C

解説

柴田錬三郎の同名小説より、「座頭市兇状旅」の星川清司が脚色、「座頭市兇状旅」の田中徳三が監督した時代劇。撮影もコンビの牧浦地志。

あらすじ

狂四郎が“巣”と呼んでいる大川端の船宿喜多川に赴く途中、手裏剣の襲撃をうけた。闇の中に姿を溶かしているのは伊賀者と知れた。迫る刺客を斬りすてたものの、ついに一人槍丸という小男を逃がした。冷たく無表情な彼が、常盤津の師匠文字若の離れに移ったのはそれから数日後のことであった。そこで加賀前田藩の奥女中千佐の訪問をうけ、命をつけ狙う唐人陳孫から護ってくれるよう依頼された。指定の清香寺に出向いた狂四郎は、意外にも陳孫から千佐が前田藩の間者であることを知らされた。怒った狂四郎は千佐を前に前田藩のからくりをあばいた。すなわち、前田藩主は豪商銭屋五兵衛と結んで大規模な密貿易を働いて巨富を築いた。しかし公儀への発覚を恐れ銭屋一族を処断し、復讐を企む銭屋の仲間の陳孫を抹殺するために、狂四郎に近づけたというのだ。全てをみやぶられた千佐は拒絶の姿勢を崩して狂四郎を誘ったが、狂四郎の胸の内は唯人間を品物同様に利用する者への憤りだけがあった。又も陳孫に誘われて河口迄来た狂四郎は、そこに死んだはずの五兵衛を見て驚いた。しかも金銭をつんで協力を要請した。狂四郎の虚無な眼はそれをうけながしたが、それを予期した陣孫は千佐を拉致し去った。前田侯にバカ気た茶番の決着をつけるよう迫る狂四郎は、江戸表から金沢へと追った。金沢には、千佐の出現以来狂四郎につきまとう槍丸が千佐の居場所とつきとめて待っていた。陳孫の許を脱出した千佐は九谷焼を営む蔵六の家に身を寄せて狂四郎を待っていた。又捨丸は前田家の命運を動かし、密貿易に絡む文書を秘めた碧玉の仏像の所在を探っていた。陳孫から奪った木筥は狂四郎の手に渡った。対い合う陳孫と狂四郎を捨丸が救い勝負はおあずけとなった。狂四郎は小筥をはさんで、千佐の出生の秘密を語った。前田侯は千佐の実父であり、母は出家しているという。北の海に面した砂丘の尼寺に馳けつけた千佐と狂四郎の見たのは、絞殺された尼僧の姿だった。陳孫と五兵衛のしわざだ。円月殺法と小林寺拳法の対決の時が来たのだ。

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