警視庁のラジオ自動車班に属する青年探偵ダン・ドーランは、巡査時代から波止場の1品料理店の勘定係りのヘレン・ライリーに恋をしていた。ヘレンの姉のケイトはデュークという大泥棒に、そんな素性の男とは知らずに恋をした。そして彼が高飛びしてる間に、汽船の無電技師のエディーと婚約した。そこにデュークが舞い戻って来たのでケイトは窮したが、デュークが捕らえられ投獄されたので安心して、エディーと結婚式を挙げた。式後の祝宴場にデュークの弟ベビー・フェイスがケイトを脅迫に来たがドーランがやってきたので逃げてしまう。デュークは自動車の床下に身を潜めて脱獄し、夫のエディーが航海に出て全身不随のエディーの父親サージと2人きりでケイトが居るのを奇貨として、彼女に匿ってくれと強いた。ケイトはやむなく屋根裏にデュークを匿うことにした。デュークは弟や一味のものと共に銀行破りを企て、ついに数万ドルの紙幣を盗んでケイトの屋根裏に潜み高飛びの機会を待った。ドーランとヘレンとはいよいよ結婚することになり、ドーランの愛犬をケイトの許に預けにやってきた。口の聞けないサージは眼をまたたくことにより、電信符号でデュークが屋根裏にいることをドーランに知らせた。ドーランは符号を書きとって暇乞いをし、翻訳をヘレンに頼んだ。翻訳してみたヘレンは姉の身の一大事とケイトの許へ駆けつける。ドーランもその後で翻訳をみて、デュークに1万ドルの懸賞金がついてることとて宙を飛んで駆けつける。デュークが危ないと勘づいて逃げ支度をしていたところへドーランが飛び込んできたので、一発射って相手が倒れた間に、天窓を破って屋根のうえに出た。腕を射られただけのドーランは起きあがってデュークを射ったので悪漢は転落して死んだ。ドーランは署長にケイトを巧く取り繕い、自らは懸賞金を得た。そしてヘレンと結婚式を挙げた。