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二十九人の喧嘩状

  • にじゅうくにんのけんかじょう
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  • 平均評点

    59.8点(8人)

  • 観たひと

    12

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    4

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1957
公開年月日 1957/6/4
上映時間 92分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督安田公義 
脚本八尋不二 
企画浅井昭三郎 
製作武田一義 
撮影牧田行正 
美術上里義三 
音楽高橋半 
録音大角正夫 
照明伊藤貞一 

キャスト

出演市川雷蔵 吉良の仁吉
瑳峨三智子 女房おきく
勝新太郎 ちょんがれの安
阿井美千子 おつね
林成年 神戸長吉
春風すみれ 妹おふじ
黒川弥太郎 清水次郎長
千葉登四男 大政
杉山昌三九 安濃徳次郎
山路義人 鐘鬼半兵衛
入江たか子 おまち
浦辺粂子 おげん
江島みどり 村娘お花
潮万太郎 浦島の亀
光岡龍三郎 提灯政五郎
東良之助 黒駒勝蔵
南部彰三 舘林玉吉
上田寛 唐子の歌
天野一郎 大瀬半五郎
石原須磨男 植木屋金太
尾上栄五郎 赤髭虎五郎
南条新太郎 鬼吉
高倉一郎 桝川仙右衛門
藤間大輔 大野鶴吉
原聖四郎 八木幸之進
伊達三郎 角井門之助
玉置一恵 法印大五郎
藤川準 雲風亀吉
菊野昌代士 立川慶之助
越川一 逃げ足の半太郎
浜田雄史 小政
愛原光一 豚松

解説

「大江戸人気男」の八尋不二のオリジナル・シナリオを、「母白雪」の安田公義が監督、「刃傷未遂」の牧田行正が撮影した股旅もの。主演は「源氏物語 浮舟」の市川雷蔵、「折鶴さんど笠」の瑳峨三智子、「刃傷未遂」の勝新太郎、「大江戸人気男」の阿井美千子、「赤胴鈴之助(1957)」の林成年、春風すみれ。

あらすじ

伊勢の国は吉良港の侠客仁吉は、同じ侠客安濃徳次郎の女房おまちの妹おきくを妻として、まだ三月。人も羨む仲のよさ。仁吉は若いに似合ず腕と度胸のよさで街道一の親分になるものと嘱望されていた。子分の、ちょんがれの安が、恋人お花のことで鐘鬼一家の身内と喧嘩、提灯政五郎を心ならずも殺した事件が起ったが、仁吉は槍ブスマで構える鐘鬼一家に乗込み、血を流さずに事件を解決した。ところが、この幸せな仁吉夫婦に思わぬ危機が訪れた。仁吉の弟分、神戸の長吉と安濃徳との間に荒神山の高市の盆ゴザ開張をめぐりイザコザが起ったのだ。徳次郎の手紙には、長吉が譲ると云い出したというのだが一方の長吉の言分は、徳次郎が貸元衆の尻押しを力に縄張りを奪ったという。長吉は仁吉に助力を頼んだ。安濃徳を訪ね事情を聞いた仁吉は、非を改めぬ徳次郎に怒って帰った。が長吉を助ければ徳次郎に義理が立たぬ。遂に仁吉は恋女房おきくを離別した。仁吉の家には、たまたま暴れすぎて次郎長に大目玉を喰った大政、小政ら二十八人が居候にきていたが、いつの間にか仁吉の苦衷を知って応援を申出た。次郎長の許可を得た二十八人は仁吉と長吉の味方となり、一方の安濃徳も黒駒の勝蔵らを味方にして荒神山で対決することになった。荒神山に、じりじりと近づく両軍。忽ち乱戦となるが、仁吉は長吉を助けて安濃徳に迫る。仁吉が安濃徳を斬りたて、あわやというとき、木陰から射った伏兵の弾丸は仁吉の体を貫いた。駈け寄る清水の二十八人衆。心配して駈けつけたおきくもびっくり。安濃徳も思わず近寄った。「おきくを頼む」を最後の一語に仁吉は、今は涙もかれたおきくに笑みを浮べて息を引取った。

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