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網走番外地(1959)

  • あばしりばんがいち
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  • 平均評点

    64.0点(11人)

  • 観たひと

    23

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    4

基本情報

ジャンル ドラマ / ラブロマンス
製作国 日本
製作年 1959
公開年月日 1959/2/18
上映時間 92分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督松尾昭典 
脚色松尾昭典 
柏木和彦 
原作伊藤一 
企画水の江滝子 
撮影永塚一栄 
美術千葉一彦 
音楽真鍋理一郎 
録音中村敏夫 
照明高橋勇 
編集辻井正則 

キャスト

出演小高雄二 石塚肇
浅丘ルリ子 石塚みち子
大坂志郎 藤山修造
新井麗子 藤山杉江
芦田伸介 岩井担当
河上信夫 笹川担当
高原駿雄 田淵
小沢昭一 飯田
近藤宏 川瀬
深江章喜 黒岩
梅野泰靖 皆川
林茂朗 栗本
井東柳晴 松崎
久松晃 看守部長
高野由美 面接員
清水将夫 裁判長
楠侑子 優子
葵真木子 郁代
雪丘恵介 宮越専務
玉村俊太郎 梶本
長弘 鳥羽
近江大介 佐山
青木富夫 懲役
黒田剛 懲役
澄川透 懲役
二階堂郁夫 懲役
瀬山孝司 懲役
峰品子 看護婦
芝あをみ 看護婦
久木登紀子 看護婦
峰三平 老囚
伊丹慶治 隊長

解説

伊藤一の同名小説を、松尾昭典と柏木和彦が共同脚色し、「未練の波止場」の松尾昭典が監督した監獄が背景の純愛ものである。撮影は「危険な群像」の永塚一栄が担当している。

あらすじ

さいはての地北海道。一名網走番外地と呼ばれる網走刑務所の鉄格子にうつるあかね雲をながめながら、石塚肇は愛する妻みち子をしのび回想にふけっていた--想えば肇とみち子の出会いは不思議な縁だった。やくざと喧嘩、重傷を負ってみち子の父修造の病院にかつぎ込まれた肇は、みち子の輪血で一命を取りとめたが、その日からみち子の清純な面影が忘れられなくなった。ある日、みち子は自分が修造の実子でないことを知ったショックから家出、肇をたずねたが、来合せた肇の女、優子にののしられ淋しく去っていった。しかしやくざ同士の義理から恐喝、傷害を働き警察に追われる肇に、みち子はやさしく更生をすすめるのだった。府中の拘置所に入れられた肇を、みち子は日曜ごとにたずねた。肇もこのみち子の変らぬ愛情に更生を誓い、網走に送られて来た。もちろん、網走での生活は苦しいものであった。しかしみち子にはげまされる肇は仲間にひやかされるほど幸福であった。ある日、肇は外役作業に廻された。釈放の日も近い。作業場は黒岩という横暴な古参株が支配していた。この毎日のなぐさめは肇の知らぬ間に籍を入れ、妻となって裁判でも唯一の味方として証人に立ったみち子の手紙と、鬼看手といわれながら人情味ある看手、岩井のはげましであった。その頃みち子は四十度近い熱を出し手紙が途絶えた。肇は淋しさからヤケになり荒れに荒れた。しかし事実を知った肇は心から恥じた。これが最後の試練であった。どんな苦しいことにも負けない男となった--刑務所の重い鉄格子が開いて、はればれとした空を見あげる肇に、みち子がやさしくささやくようであった。

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日本映画紹介:網走番外地