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花嫁さんは世界一

  • はなよめさんはせかいいち
  • The Bride from Japan
  • ----


  • 平均評点

    73.4点(10人)

  • 観たひと

    14

  • 観たいひと

    6

  • レビューの数

    3

基本情報

ジャンル コメディ
製作国 日本
製作年 1959
公開年月日 1959/11/22
上映時間 95分
製作会社 東京映画
配給 東宝
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督新藤兼人 
脚本新藤兼人 
製作山崎喜暉 
撮影遠藤精一 
美術丸茂孝 
音楽広瀬健次郎 
録音西尾昇 
照明今泉千仭 

キャスト

出演フランキー堺 藤川太郎
雪村いづみ 石川君子
竹久千恵子 太郎の母ヒデヨ
千田是也 君子の父裕司
奥村恵津子 山部ミエコ
東野英治郎 父卓造
万代峰子 母咲枝
澁沢詩子 妹マユミ
辻伊万里 姉民子
樓井良子 姉芳子
谷晃 吉田八兵衛
伊藤享治 松川時蔵
飯田テル子 妻町江
松本染升 矢島与市
曽我米子 妻峰子
水野久美 谷口初江
曽我廼家明蝶 父徳兵衛
坪内美詠子 母とよ
山崎雅美 弟義夫
乙羽信子 アシヤミドリ
高橋とよ 袖ケ谷美空
藤木悠 久住種夫
小沢栄太郎 支社長宮森
田中敬子 太郎の妹ヨシコ
岩崎千恵 太郎の妹スミエ
ウイリアム・ロス 汽車の米国青年
上田吉二郎 太った紳士
横山道代 若い二号
藤山寛美 監督助手坂口
田辺元 作男岩吉
浜田寅彦 浜子A
天津敏 浜子B
中村是好 運転手

解説

「貴族の階段」の新藤兼人のオリジナル・シナリオを、作者自身が「第五福竜丸」に次いで監督する喜劇で、カリフォルニアから二世の青年が日本へ花嫁さがしにやって来るという話。撮影は「新・三等重役」の遠藤精一。

あらすじ

二世の藤川太郎はカリフォルニアの田舎町の百姓だ。花嫁探しに日本へ帰った。同じ目的の青年二人が連れだった。羽田では花嫁探しを引受けた日米旅行社の支社長が出迎えた。花嫁探しの期間は一カ月だ。太郎の花嫁候補は三人いる。大阪と広島と名古屋に住む。旅行社の石川君子(ファニイ・フェイスだ)が太郎を案内した。大阪へ向う車中で、太郎は君子に約束させた、--相手の批評をきかすことを。大阪の山部ミエコはレビュー・ガールだ。四、五回文通をした。君子は彼女を賞めた。太郎は一ぺんに参った。が、皆で奈良へ行った時、春日神社の境内で、君子に逃げられた、--太郎が母親を大事にしてくれといったので。“アメリカまで行って姑に仕えるなんて真平やわ”。君子は太郎を広島へ案内した。谷口初江は製塩業者の娘だ。父徳兵衛は初江と代償に、太郎に借金を申込むつもりだった。このところ事業が不振なのだ。おとなしい初江に、太郎は“理想の女神”を見たという。ボーッとし、自分の農園が借地で、生活は楽でないなどと、ありのままをしゃべったのだ。徳兵衛は早速、縁談をひっこめた。初江は従順だった。また失敗した太郎はさすがにガックリきた。君子は名古屋の芦谷みどりにあわせる。このへそまがりのオールド・ミスは太郎を同僚たちの席に連れて行き、彼を盛んにカラカッたのだ。君子は怒り、太郎をひっぱって席を立った。こうして、太郎の花嫁探しは全部失敗した。君子は彼を可哀そうにおもった。東京に帰ると、他の青年は花嫁を連れてきていた。気晴しのために、君子は太郎を夜の銀座に案内した。ダンスをしていると、グレン隊がカランデきた。太郎は意外にも猛烈な働きを示した。君子は見とれた。帰国の前夜、彼女は父と二人の家へ太郎を招待した。もてなしが、太郎を喜ばせたが、その帰途、二人は結ばれたのだ。翌日、羽田に君子の姿がなかった。彼女は家で思い悩んでいた。太郎を愛していたが、父を残す気にはなれなかったのだ。父はそんな心配はいらぬと元気づけた。君子は羽田へ車を飛ばした。彼女の姿を認めた時、太郎は出発直前の飛行機から飛び降り、二人はかたく抱きあったのだ。

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