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大当り狸御殿

  • おおあたりたぬきごてん
  • The Princess of the Badger Palace
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  • 平均評点

    61.0点(14人)

  • 観たひと

    29

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    3

基本情報

ジャンル ミュージカル / コメディ
製作国 日本
製作年 1958
公開年月日 1958/2/26
上映時間 98分
製作会社 宝塚映画
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 疑似ステレオ
上映フォーマット

スタッフ

監督佐伯幸三 
脚色中田竜雄 
原作木村恵吾 
製作杉原貞雄 
撮影岡崎宏三 
美術小川一夫 
音楽松井八郎 
録音中野倫治 
照明下村一夫 
編集庵原周一 
助監督竹前重吉 
振り付け県洋二 
渡辺武雄 

キャスト

出演美空ひばり 狸吉郎(若君)
雪村いづみ きぬた姫(姫君)
雪村いづみ お黒(旅篭屋の女中)
山田真二 狸千代(旅の若侍)
白川由美 お蝶(蝶の精)
淡路恵子 森の女王蜘蛛
有島一郎 狸左衛門(老家老)
井上大助 豆太郎(旅篭屋の下働き)
永田靖 泥右衛門(旅篭屋の亭主)
藤尾純 土竜の七兵衛
清水金一 蟇三(七兵衛の乾分)
左卜全 阿波守(狸御殿の殿様)
千石規子 狸路局(御養育係)
泉高志 星之丞(狸吉郎の近習)
峯京子 お園(腰元)
環三千世 胡萩(腰元)
トニー谷 司会狸
ミヤコ蝶々 泊り客
南都雄二 泊り客
中田ダイマル 泊り客
中田ラケット 泊り客
佐原健二 唄う男
河内桃子 唄う女

解説

狸映画の元祖・木村恵吾の原作から「おけさ鴉」の中田竜雄が脚色、「妻こそわが命」の佐伯幸三が監督、「青春航路」の岡崎宏三が撮影したミュージカル。主演は「娘十八御意見無用」の美空ひばり、「青い山脈(1957)」の雪村いづみ、「ジャズ娘に栄光あれ」の山田真二。パースペクタ立体音響。

あらすじ

狸御殿のきぬた姫は、まだ見たこともない隣国満月城の若殿狸吉郎との強制的な政略結婚をきらい、誕生日を前にして、御殿中のさわぎをよそに、姿を消した。生れて始めて御殿を出た姫の眼には見るもの聞くもの珍らしく、やがて淋しい原にさしかかると、山賊に襲われ、あわやというところでクモの巣谷へ落ち込んだ。この谷には美しいもん白のおもも落ち込んで捕われていた。姫とお蝶が、今しも女王グモに喰われようとした時、天の助けか、偶然、この谷に迷い込んだ旅の若侍、狸千代に助けられた。一方、御殿では姫の未来の婿君狸吉郎も到着、上を下への大騒動だが肝心の姫がいない。そこへ、かねがね狸吉郎に憧れていた城下の宿屋つづみ屋の女中お黒が、一ト目狸吉郎に逢いたさに御殿へ忍び入ったのを見つけて、姫に生き写しだというので窮余の一策、ニセ姫に仕立てられた。何も知らない狸吉郎はお黒が大変気に入り、すぐ仲よしになった。一方、城下町を見物していたホンモノの姫は、つづみ屋の亭主からお黒と間違えられ、宿へ連れ戻されて女中働きをさせられるハメになった。ある日、つづみ屋に旅装をといた狸千代と再会、二人の間にはひそかな思いが芽生えた。やがて年に一度の「狸祭り」の日、行商にやらされた姫は御殿の家老や家来につかまったが、辛うじて逃げ帰って来た。この場の様子を見ていたもん白のお蝶は、女中の正体を狸千代に報告、姫は狸千代から、御殿に帰って立派な女王となるようさとされて、御殿へ帰ることになった。父阿波守の喜び、狸千代に対する誤解の一幕もあったが、心の寛い狸吉郎は姫と狸千代の間柄を知り、二人を祝福する。解放されたお黒が、想い出も悲しく立去ろうとした時、その肩にやさしく手を置いたのは、勿論狸吉郎だった。

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