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萌の朱雀

  • もえのすざく
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  • 平均評点

    70.0点(162人)

  • 観たひと

    270

  • 観たいひと

    28

  • レビューの数

    34

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1997
公開年月日 1997/11/1
上映時間 95分
製作会社 WOWOW=バンダイビジュアル(制作協力*ビターズ・エンド/企画協力*組画)
配給 ビターズ・エンド
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ カラー/スタンダード
メディアタイプ フィルム
音声 ステレオ
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督河瀬直美 
脚本河瀬直美 
プロデューサー仙頭武則 
小林広司 
協力プロデューサー柘植靖司 
プロデューサー補近藤亮一 
撮影田村正毅 
美術吉田悦子 
音楽茂野雅道 
録音滝沢修 
整音松本能紀 
中野陽子 
音響効果今野康之 
照明鈴木敦子 
編集掛須秀一 
スタイリスト星輝明 
助監督萩生田宏治 
スチール渡邉俊夫 

キャスト

出演尾野真千子 田原みちる
柴田浩太郎 田原栄介
神村泰代 田原泰代
和泉幸子 田原幸子
國村隼 田原孝三
向平和文 田原栄介(少年時代)
山口沙也加 田原みちる(少女時代)

解説

ふるさとを愛する気持ちとは裏腹に、離ればなれになって暮らすことを余儀なくされてしまう一家の様子をつづったドラマ。監督・脚本は「かたつもり」の河瀬直美。本作により97年度のカンヌ国際映画祭で日本人初のカメラ・ドール(新人監督賞)を受賞した。撮影は「2/デュオ」の田村正毅が担当している。主演は新人の尾野真千子と柴田浩太郎。ロッテルダム国際映画祭国際映画批評家連盟賞受賞作品。97年度キネマ旬報ベスト・テン第10位。16ミリからのブローアップ。

あらすじ

過疎化が進む奈良県吉野村、この山間の村にある田原家には、当主の孝三とその妻の泰代、母の幸子、そして孝三の姉が残していった栄介と、孝三と泰代の子・みちるの5人が暮らしている。村に鉄道を通す計画が持ち上がって15年になるが、トンネル工事に携わっていた孝三は、計画の中止を知らされすっかり気力を失っていた。そんな孝三に代わって家計を支えるのは、町の旅館に勤める栄介である。ある日、少しでも家計の助けになればと、泰代が彼と同じ旅館に勤めることになった。ところが、元々体の弱い泰代は、体の調子を崩して倒れてしまう。泰代に秘かな想いを寄せていた栄介は彼女を心配するが、栄介を慕うみちるは母に嫉妬心を覚えた。そんなある日、突然孝三が姿を消し、警察から遺品である8ミリカメラが届けられる。孝三の死によって泰代は実家に帰ることになり、栄介のそばを離れたくないと言って泣いていたみちるも、母についていくことを決心した。孝三が残した8ミリフィルムに写る村の人々の映像を観た一家は、やがて離ればなれになっていく。泰代とみちるを見送った後、幸子と旅館へ住み込みで働きに出ることになった栄介は、家を片づけ始めた。

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