30年代のスペイン内戦で反ファシズムのために戦った青年たちの理想と幻滅を鮮烈に描きだす戦争ドラマ。監督は「ケス」「レディーバード・レディバード」のケン・ローチで、これまで一貫して英国の庶民生活に目を向けてきた彼の、初の大規模な海外製作にしてドラマチックな歴史物。製作はレベッカ・オブライエン、エグゼクティヴ・プロデューサーは「レディーバード・レディバード」のサリー・ヒビンとゲラルド・ヘレロ、「愛のめぐりあい」のウルリッヒ・フェルスベルク。脚本は「レイニング・ストーンズ」のジム・アレン。撮影は「リフ・ラフ」以降90年代のローチの全作品を手がけるバリー・アクロイド。音楽のジョージ・フェントン、美術のマーチン・ジョンソン、編集のジョナサン・モリスはいずれも「レディーバード・レディバード」にも参加したローチの常連スタッフ。出演は「バック・ビート」「ウェールズの山」のイアン・ハート、スペインの女優ロサナ・パストールほか。95年カンヌ国際映画祭批評家連盟賞、同年ヨーロッパ映画大賞、セザール賞最優秀外国語映画賞など多数受賞。