人生の秋を迎えた男の、ある青年との友情と最後のささやかな冒険を描く人間ドラマ。監督は「ヘッドライト」「地下室のメロディー」の名匠アンリ・ヴェルヌイユ。製作はジャック・バー。アントワーヌ・ブロンダンの原作小説を基にフランソワ・ボワイエが映画向けに脚色、台詞は脚本家のミシェル・オディアール。撮影は「希望/テル・エルの山々」の名手ルイ・バージュ。主演はヴェルヌイユとは「ヘッドライト」「地下室のメロディー」で組んだ、フランス映画最大のスター、ジャン・ギャバンと、当時「勝手にしやがれ」で一躍スターダムに踊り出たジャン・ポール・ベルモンド。共演は「審判」「パリの灯は遠く」のシュザンヌ・フロンほか。ビデオ発売のみだったが、ジャン・ギャバン没後20周年を記念し、製作後34年を経て日本初公開となった。